絶対音感を身につけるには、どうやら7歳辺りが臨界期のようですね。
「絶対音感を身につけるなら小さいうちしかない!」と我が家でも、子供が2歳の頃から自宅で絶対音感を身につけるトレーニングを始めました。
子供に絶対音感を身につけさせたい方の参考になる本はこちら。
「新・絶対音感プログラム 才能は身につけられる」
「和音」使って絶対音感を身につける「江口式絶対音感プログラム」江口メソード。
「一音会ミュージックスクール」でも小さな子供たちに絶対音感を身につけさせているそうです。
「新・絶対音感プログラム 才能は身につけられる」の本は300ページ以上もあるかなり分厚い本です。
実際に教室に通われたお子さんのリアルな体験談、トレーニングの進め方(練習方法) 、トレーニングを進める際に起こりがちなミスの例など、かなり詳しく書かれていますのでとても参考になると思います。
教室に通いながらお子さんに絶対音感を身につけさせてあげられれば一番いいのでしょうが、教室が近くになかったりして、通えないこともあると思います。
この本にそって進めていけば、お子さんがに絶対音感をつけることも夢ではないと思います。
我が家の絶対音感トレーニング体験談
「新・絶対音感プログラム」の本を読んでから、息子が2歳後半のときに、絶対音感トレーニングを開始しました。
本を読み終わるなり「早ければ早い方がいい!」とやる気に火がついて、トレーニングで使う旗も、折り紙で作りました。
(ド・ミ・ソ)なら(赤)というように和音にそれぞれ色を決めておきます。
親などがピアノで弾いた和音をに対して、聞こえた音の色の旗を子供があげるという方法で確認し、トレーニングします。
ちなみにトレーニングは1日4〜5回。
1回あたり2〜3分。
1回あたりたったの2分で合計で1日10分程度なので、できそうと思いますよね。
私は計画したことを日課の中に入れて実行することは、 割とできるタイプなので、このトレーニングを知った時に、できると思っていました。
ですが…
このトレーニングは私ひとりがするものではなくて、子供にするもの。
子供の「音に対する正しい旗あげ」という反応があって初めて成立します。
絶対音感を身につけるのに一番適している年齢というのは、子供が一番ややこしい年齢でもあります。
- したい、したくないの自己主張がはっきりとある。
- とりあえず、何でも(特に親の提案には)「イヤ」の時期。
- 目の前にある面白そうなもの(ピアノなど)は触りたい。
これが盲点でした。
トレーニングは1日4〜5回。
1回あたり2〜3分。
これがとても難しい。
例えば
- 「旗あそびしよう」と提案しても「イヤ」と言われる。
- 私がピアノを弾いていると、子供がピアノを弾きたがる。
- 子供が先生役(弾く係)をやりたがり、旗をあげる役を嫌がる。
- 音と違う色の旗を上げた時に、正しい旗名をいうと、「こっちでいい!」と意地になる。
- 違う旗をあげたときに、不機嫌になって、もうやりたがらない
- まだ今取り組んでいる音を聞き分けられるようになっていないのに、他の旗をやりたがる。
(今している旗を聞き分けられるようになってから次に進まなくてはならないのに)
など…
面白そうなピアノがあると、子供が弾きたがってうまくトレーニングが進まないので、 ピアノの音を録音して聞かせたりなども試してみましたが、今度は、再生ボタンを押したがる事態が発生。
やろうと思って、できないことが毎回のように続き、
…私はもう諦めました。
「絶対音感のある人」ってすごい!
と、絶対音感のある本人のことをすごいと今まで思っていたけれど、 実際に自分が、子供にトレーニングしてみて気づきました。
「絶対音感をつけさせた人」って本当にすごい!!(お母さん、お父さんなど)
子供が一番ややこしい時期に、トレーニングは1日4〜5回、1回あたり2〜3分を続けられていたことが本当にすごい。
習慣にして、それを何年も続けられていたことがすごい。
(9歳になるまで維持練習をしなくてはいけません)
トレーニングを素直に子供が続けたこともすごいです。
やっぱり、こんな風につまずいた時に、教室に通っていると先生のアドバイスを受けられたり、子供や親のやる気維持にもいいんだろうなぁ、と思いました。
息子は今4歳前半。
まだ絶対音感をつける臨界期に達したわけではないけれど、私がトレーニングをしよう!という意気込みがもうないので、息子が絶対音感を身につけることはないでしょう。
ちょっと時間もあいたので、また再開してみてもいいんですが、まだまだイヤイヤ期は続いています。4歳になったら楽になるって聞いたのにな〜。
文字の読み書きや計算なんかは、もしも親が幼児期にうまくサポートできなくても、「小学生になれば、するようになる」のでしょうが、絶対音感は幼児期にできなければ、臨界期がきて相対音感しかつけられなくなるようです。
息子は今ピアノを習い中。
せめて相対音感を身につけてくれればいいなぁ、と思っています。