「幼児期にテレビを見ないで育った子は、どんな子供に成長するのかな?」と気になりませんか?
うちの長男は4歳になるまで一切テレビや動画を見せずに育てていたのですが、その子供が小学1年生になった今、どのように過ごしているのかを今回は書きます。
0歳から4歳になるまでの4年間の事は、約3年前に書いたこちらの記事で詳しく紹介しています。
まだ読んでいない方はこちらを先に読まれると、今回の話がわかりやすいと思います。
小学生になった今のテレビの付き合い方
現在小1の長男は、1週間あたり合計で1時間位、アニメなどを見ています。
1日あたりの視聴時間ではなくて1週間の合計です。
以前と同じく我が家にはテレビがありませんので、以下「テレビ」と書いていますが、アマゾンプライムのようなインターネットで見られる番組をタブレットなどで見るものを指しています。
平日は学校から帰宅後、宿題をしたりほぼ毎日公園で友達と遊んだりしていて時間もそんなにないのと、テレビを見る習慣自体がないので見たがることもありません。
週末はお楽しみとして子供の好きなアニメを1日30分程度見ています。
(幼稚園の預かり保育で見せてもらったことがきっかけで、好きになったポケモンのアニメ。社会生活きっかけです。)
でも、図書館で週末に本を借りてくることが多く、そっちに夢中になって週末特典のアニメを見るのを忘れている時もよくあります。
小学生の今、テレビなし育児をしていて良かった事
テレビなし育児をしていて、子供が小学生になった今、
1番良かったと思う事は
読書が大好きな子供に成長したことです。
3年前の記事でいろいろメリットなど書いたのですがダントツで「読書好きになった」事が1番だと思います。
私個人のテレビなし育児で良かったと思うメリットをグラフで表すとこんな感じ。
メリットの9割が読書好きになったこと、その他のいろいろな小さなメリットは全部ひっくるめて1割位。
もちろんテレビも楽しみながら、読書好きの子供に育っている家庭もたくさんあると思います。(そういう家庭の方が多いと思います)
ですが、私の思う
「読書好きな子供になる方程式」は
テレビなしの生活 + たくさんの絵本の読み聞かせ = 読書好きの子供
うちはこの2つの条件が重なったからこそ読書好きな子供になったと思っています。
もし我が家に日常的にテレビを見る習慣があったら、子供はここまで読書が好きな子供にはなっていなかったでしょう。
朝起きたらテレビ、帰宅したらテレビ、気分転換にテレビ、お楽しみにテレビ、 そんな感じの人も多いかと思いますが、うちの子の場合、この「テレビ」のかわりに「読書」です。
家にいるときは、ずっと何か読んでいます。
平日でも2〜3時間。週末図書館から新しい本を借りてきたら、何時間でも読んでいます。
子供が「絵本の読み聞かせ好き」から「自分で読む読書好き」になるまでの成長過程はこちらにまとめてあります。
4歳以降から小学生までの経過
「テレビなし育児」から「ゆるテレビなし」へ
うちは0歳から4歳になるまではテレビ類は一切なし。
おうちで英語教育をしたかったので、4歳からは英語の動画やDVDなどを1日30分程度見せるようになりました。
こちらもやはり今までテレビを一切見せていなかったおかげで、たとえ英語でよく内容がわからなかったとしても動画というだけで楽しんで見てくれました。
英語のアニメを見せているとそのまま英語で楽しんでいるようには見えました。
(ですが私がうまく英語の発語のところまで導けなかったのもあって、英語で話すバイリンガルとかには育ってないです。)
4〜5歳頃は英語のアニメなど中心に見ていたのですが、5歳頃に自分で読書ができるようになってからは放っておいても本を読むのでわざわざ読書を止めさせてまで動画を見せる必要もないかなと思って、そのまま英語動画を見る習慣もフェードアウトしていきました。
そして今のように平日はテレビ類なし、土日だけお楽しみで少しアニメなどを見る生活に落ち着いています。
子供同士のテレビの会話についていけてるのか
3年前に書いた記事で「子供が大きくなったときにテレビの会話に入れないかもしれないという不安」も書いていました。
そこはどうなったのか?
今現在、子供が唯一継続的に見ているアニメは「ポケモン」なのですが、これのおかげで友達とポケモンごっこをして楽しそうに遊んでいます。
(ゲーム機やカードを使うポケモンの遊びではなくて、冒険やバトルをしている空想遊びで公園を走り回ってます。)
こんなに一つのアニメをきっかけに子供同士で盛り上がれるもんだなと感心します。
ポケモンはアニメだけでなくキャラクターグッズ、ゲームなど様々なお金を使う商品やサービスを展開しているので、ちょっと注意しながらも楽しませています。
テレビで見ていない人気アニメは、漫画もある事が多いです。
子供が小さい時には無理でしたが、小学生になると自分で漫画を読むことができます。
ドラえもん、ドラゴンボール、おしりたんていなど、ほとんど漫画や本で読んでキャラクター設定やストーリーなどもわかっているので、リアルタイムではないものの友達との話にもある程度ついていけるかなと思います。
今大人気の少年ジャンプ系の漫画がありますが、うちの子はイラストの時点で「好きじゃないし、見たくない。」と言って見ていません。
「クラスのほとんどの子が見てる」と子供は言っているのですが、きっと中には怖くて見ていない子もいると思いますが、それでいいと思います。
「特定のアニメを見ていないから」という理由で仲間外れになっている様子はないです。
アニメをみていない事で仲間外れにはならないけれど、共通の好きなアニメがあれば友達とごっこ遊びもできてより楽しい、という感じでしょうか。
今後も子供が何かアニメ番組などに興味を持っていたら漫画で読ませる方法を考えるか、週末に時間を決めて楽しむなどしていくつもりです。
キャラクター商品の印象が変わった
3年前に「テレビなし育児」について書いた時には、「アニメ番組や戦隊ものの番組を見ていないので子供にキャラクターのおもちゃなどをせがまれることがなく、メリットだ」と書いていました。
小さい頃全くテレビを見せておらず、キャラクター商品のガチャガチャしたイメージも私自身好きではないので、私の家にはアンパンマンやトーマスといった幼児のいる家庭には必ずいるような定番のキャラクター商品も置いていませんでした。 (子供本人も、知らないので特に欲しがらない。)
ですが、1〜2年前に子供がポケモンを見始めてハマったことがきっかけで、うちでも初めてキャラクター商品を購入しました。
そこで気づいたのですが、通園・通学グッズはキャラクターが付いていることが多く、その中から好きなキャラクターを選ぶと、選ぶのが楽だし、値段も安い価格帯のものが多くて、子供も喜ぶという事が発見でした。
ただ商品にキャラクターの絵が書いているだけで子供の喜ぶ顔が見られるんだったら買ってあげたくなる親心もわかるようになったし、楽だなという気づきもありました。
子供ももう小学生なので、子供本人が欲しがったら親の趣味とは違っても買ってあげるようにしています。
まとめ【小学生】テレビを見ないで育った子のその後
4歳まで一切テレビなしだった子供が小学一年生になった今、こんな様子です。
- 一週間で合計1時間程度、アニメなどを見ている
- 一番のメリットは、読書好きの子供になった事
- 4歳以降は「ゆるテレビなし」をしていた
- 子供同士のテレビの会話は、知らなくても仲間外れにはならないけど、共通の好きなアニメがあればより楽しそう
これから「テレビなしで子育てしようかな?」とお考えの方の参考になれば幸いです。
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