子供4人が東大理3の佐藤ママと中学受験専門カウンセラーの安浪京子さんの共著である「親がやるべき 受験サポート」という本を読みました。
今回はその感想を書いていきたいと思います。

受験生を持つ保護者の学習サポートについて詳しく書かれている本で、実際の手書きのノートのコピーとともにノートの使い方の紹介などがあってとても分かりやすかったです。
この本で紹介されていたノート1ページに対して1問だけ計算問題を貼って大きなスペースで計算させるという方法を我が家でも試してみたところ、正答率が上がりましたので、やはりスペースって大事なんだなと思いました。
計算問題や図形問題など1問1ページで解けるように親が事前の一手間をしてあげるのは、手間もかかるし大変そうに感じてしまいますが、こういうひと手間が成績アップに繋がるんでしょうね。
徹底的に理解できるまでやり込むのが大事というのが強調されていて、いろんな問題集に手を出して1回のやりっぱなしになるんではなくて、決めた一冊をやりこんで穴を埋めていく、詰めていく作業が大事なのだと肝に銘じました。
この本のいいところは、例えば佐藤ママが塾から出た宿題は
「どんなに大変でも宿題は100%終わらせなければならない」と徹底していたことが紹介されていた後に、きょうこ子先生が
「全ての子がそれをできるかというとそうではなく、子供に応じた量・レベルでなければ成績が上がるところか基礎も崩れていきます。」という風に幅広い子どもに対応できるよう紹介していること。
とてもバランスの良い参考になる本だと思いました。
「終章 対談その2」がなんだかよくて、お父さんとお母さんが2人とも頑張ると船頭が2人いることになるからどちらか1人を主にすることが大事、また我が子を守る母親の姿は大事、という話の流れになり。以下、引用します。
佐藤「そうなんですよ。だからね、私、白クマのお母さんなんかすごいなと思って。全力でひとりで子どもを守るでしょ。あれが理想です(笑)。」
安浪「特に中学受験の小学生なら全力で守ってあげたいですよね。」
佐藤「私、18歳まで全力で子育てして、役目が終わったら『じゃあね』と勢いよく去っていきたいと思っていたんです。鮭のお母さんのように。」
安浪「白クマと鮭。深いです(笑)。」
引用以上
これを対談の最後として、「親がやるべき 受験サポート」の本文は終わります。
これが、この本のまとめ…?笑
中受保護者界隈では大谷的存在の佐藤ママの理想とする姿が白クマと鮭。笑
なんかかっこいいなと思いました。
今予習シリーズって表紙が「世界一動物シリーズ」となっていて様々な観点で世界一の動物が表紙になってるんですけど、これの保護者版の冊子があったとしたら私は鮭を採用したい。(白クマはもう国語で使われてますからね。)世界一勢いよく去っていく母親鮭。

「親がやるべき 受験サポート」はとてもバランスがよく、実践的な内容もたくさん載っていて、私は子供が6年生になった今のタイミングで読めてちょうど良かったなと思いました。
まだの方はぜひ読んでみてください。
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