安波京子先生の本「中学受験大逆転の志望校選びと過去問対策 令和最新版」という本を読みましたので、紹介します。
2024年6月に出版されたばかりの新しい本です。
300ページ近くページ数もあり、とにかく情報量が多く内容の濃い本です。
特典の校風マトリックス・過去問マトリックスでは関西の学校も多くカバーされているのが良かったです。
特に印象に残ったポイントを紹介します。
「夏前の模試の結果は忘れよう!」
判定の合格率を気にするのは、秋からでOK。夏前の結果は良くても悪くても忘れてください。 秋以降、お子さんの成績は大きく変わりますし、乱降下も珍しくありません。伸びてくる子、失速する子など、順位が激しく入れ替わり始めます。
と書かれていました。
5年生になってから模試を受けると、志望校を書く欄があり合格率も出るようになってきました。
今まではぼんやりしていた志望校と子供の学力の関係性が、判定が出ることでより現実味を帯びてきたと思っていたのですが、「忘れてください」とはっきり書かれていると、一寸先は闇という感じがしてビビります。
今後も6年の夏まで何回か模試を受けて、その度に合格率も出ると思うんですけど、それも全て忘れる必要があるってことですよね?
忘れる合格率を得るために、私は模試のたびに志望学校名を書いている…?
そんなに激しく入れ替わるもんなのでしょうか?
もうある程度同じような偏差値になるんじゃないかなーとか思っている私は甘いのでしょうか…
そして
3ヶ月前の合格判定は40%くらいがちょうどいい とも書かれていました。
この時期に合格率80%など高い値が出ると慢心してしまうからだそうです。
…めちゃくちゃ難しいと思います。
3ヶ月前までは80%判定が出ないように、でも15%未満など低すぎないように、ちょうどいい、あとちょっとのところを狙わないといけないなんてめちゃくちゃ難しいです。
しかもその後の3ヶ月で本当に合格しようと思ったら、合格率80%を目指していかないといけないし。
残り3ヶ月で一体何回模試受けれるんだろ…?
そんなに最後の3ヶ月で追い上げられるのかな…?不安。
過去問の取り組み方について
過去問の取り組み方もかなり具体的に書かれています。
この本に書かれている通りに進めれば、我が家のように塾に通っていない家庭でも、適切な過去問対策ができるのではないでしょうか。
しかしながら、私はビビっています。(再び!)
「この本に書いてある通りにできれば」対策もできるし、合格もできそう。
細かく丁寧に書かれているこの本を読みながらも、こんな細やかなことを1年後の私ができるのかどうか、不安になってきました。
まぁ時期がきたら、できる範囲でやるしかないな…。
安波京子先生の本「中学受験大逆転の志望校選びと過去問対策 令和最新版」は、さらっと1回読んで終わりにする本ではなくて、家に置いておいて必要な時(時に小6の受験直前期)に適宜振り返る手引き書なのだと思います。
私のビビった話ばかり載せてしまいましたが、きっと多くの方にとって役にたつ本のはずです。
【関連記事】