うちの子、天才かもしれん。

幼児教育・2026年中学受験(受検)・育児日記のブログ。小4と3歳の男の子2人の子育てにまつわることを書いてます。

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【本】塾エルカミノの先生の本「中学受験で成功する子が10歳までに〜」感想

理数系専門塾エルカミノ代表の村上綾一さんが書いている「中学受験で成功する子が10歳までに身につけていること」という本を読みました。

エルカミノは知る人ぞ知る塾という感じですよね。

首都圏にいくつか校舎があり、遠方で通えない人も受講できる「小学部オンライン講座」もあります。

算数の飛び級制度もあり、「算数オリンピック講座」もあるなど、御三家など最難関を目指す人向けの塾ともいえそうです。

そのエルカミノの代表である村上綾一さんが「中学受験で成功する子が10歳までに身につけていること」というまさに知りたいテーマで本を書かれていたので、興味深く読みました。

私はこういった子供の教育のための本は、結構読んでいるので、
「うん、他の塾の先生や、教育評論家の人も同じことを言っていたな、やっぱりそうなんだ」
という感想をもつ部分が多かったです。
(体験が大事、家の人と話をしよう、など)
大事なことってやはり共通しているんですよね。

その中でも、書かれていた内容で特に私が「なるほど〜!」と思った内容と、本の中で紹介されていた教材をまとめます。

1:「ご褒美はあげていい」

子供の勉強に関してご褒美をあげていいのか、ない方がいいのかという議論はよくあるものですね。

両方に関しての意見があると思いますが、ドリルやりたくないなどグズグズ言っている子供に対してはやる前にご褒美を提示して目標にさせるのが良い方法だと紹介されています。

2:「小学5年生まで親が丸つけをしましょう」

いつまで親が丸つけをしたらいいんだろう?
子供が自分でした方が親としては楽だけど、子供ができていないところを親が把握できなくなるし…
でも子供が自走できるように手を離して行った方がいいよね…
とぼんやりと悩んでいたのですが、村上先生は

小学5年生までは親が丸つけをしましょう。
または親の見ている前で本人に丸つけをさせます。

とのことでした。

丸つけはマルかバツだけをつけることがポイントで、バツのついた問題はまっさらな状態でもう一度とかせます。

こうして問題を解けるようになるまで繰り返すのが勉強で、答えを写してわかったような気になっておしまいにすることのないように、とのことでした。

5年までは丸つけは親が、がんばります!
(こう言ってもらえた方が、悩まなくていいし、いいわ〜。)

3:「勉強しなさい」と言っていい

何度聞いたことか。
「東大生は親に『勉強しなさい』と言われたことがない説」

こんなに逆説的で親の忍耐と根回しが必要な高度な技… どれだけの親を唸らせたことか…。

これに対して、

・子供が勉強する意欲を見せるまで待ってはいけない
・気分任せ(気分がのったらやるけど、のらなければやらない) を覚えさせないこと

と書かれていました。

親は迷わず勉強しなさいと声かけしましょう。

もちろん理想は子供が自分から勉強する事です。
しかし理想通りにいかなかったときは現実的になってください。

4年生の後半になったら決められたことは必ずやらせましょう。

そのためにご褒美をうまく使えばいいし、やらなければ叱ってもいいのです。

大切なのは毎日の勉強時間を確保すること。

なんと気が楽になる言葉でしょう!笑 
「勉強しなさい」の言葉を使わず勉強させる根回しより、よっぽど気楽なんですが…!笑
エルカミノの先生お墨付きいただけました〜!

4:低学年に記述の練習はいらない

低学年のうちから作文を練習する必要はありません。

記述を意識するあまり子供に早くから文章を書く練習をさせるよりまず読解力をつけましょう。

読解力はあるのに記述がお手上げという子供を見たことがありません。
読んで理解する力があれば必ず記述もできるようになります。

記述力をつける近道は読解力を上げることに他ならないのです。

とのこと。

本当に今って「思考力」と並んで「記述力」もすごく言われていますよね。
うちは公立中高一貫校を狙っていることもあって「記述」がすごく気になっています。

でも子供は作文を書くのを嫌がるんですよね。
「低学年のうちから作文を練習する必要はありません。」の一文でちょっと安心しました。

今は読書をたくさんしているので、それで読解力を上げる時期だと思うようにします。
(本読んでるだけで読解力が上がるとかは書かれてないですが。
記述・作文は今後の課題ではあるし、いずれ必要ですね…)

5:丁寧な字は必要な時だけでいい

うちの子は字が雑です。
これ多分ずっとプチ悩みとして何年もつきまとうんだろうなと思ってます…。

そして、またまた、親が聞いたらほっとするようなことを村上先生が書いてくれてるんですよ。↓ 笑

いつも丁寧に書く必要はありません。

綺麗であることと上手であることを求めてはいけません。
声かけは「丁寧にね」だけにしましょう。

超難関中学校の入試問題では止め・ハネまで丁寧に書くよう指示されますが、いざ求められた時、必要に迫られた時、正確で丁寧な字が書ければいいと思います。

丁寧にゆっくり書いていると書く作業に気を取られて思考が止まってしまったり思考の速さに書くスピードが追いついていけず思考をさえぎる恐れがあるからです。

頭の高速フル回転を手の動きで止めてしまわないようにしましょう。

だそうです!そうですよね〜。
算数とか特に、そうだろうなぁ〜と思ってましたよ〜。

こういう「悩んでるけど、どうなのよ?」ってことに対して、ちょうどいい回答もらえると嬉しいんですよね〜親的には。

中学受験で成功する子が10歳までに身につけていること

紹介されていた教材

「図形問題は絵を描いていた子どもが有利」

フリーハンドで図形を書く練習をしているうちにやがて頭の中で立体図形をイメージできるようになる、とのことで紹介されていたのがこちらの練習帳。↓

「思考力算数練習帳シリーズ13 点描写 立方体など」

でました〜!サイパーです。中学受験家庭御用達のサイパーですよ!

うちの子はこちらとほぼ同じコンセプトの「天才ドリル」の「点描写」を使っています。

描いているうちにどんどんと得意になって子供も楽しんで取り組んでいました。

図形は、得意になったかな?
ちょっとそのあたりの効果はわからないけど、絶対やらないよりやったほうがいいでしょう、って事で取り組んでます。

「算数でも読解力が重要」

文章題は短い文章のものから始めましょう。
3年生では3行、4年生では4行、5年生とは5行が概ねの限界。

ということでした。

「どんぐり倶楽部」の教材をおすすめされていました。

絵を書いて読み解いて行くので分かりやすく、文章題を解きながら知らず知らずのうちに読解力も養成されていく、とのことでした。

本では、通信販売で購入できると紹介されていましたが、アマゾンや一般書店で売られている「スーパーエリート問題集」の算数のドリルにどんぐり倶楽部の糸山泰造先生の問題が別冊付録として収録されているのも有名ですね。

うちはまだこちらの教材は試せていないのですが、非常によく聞く教材です。
また取り組んでみたいです。

知る人ぞ知る塾、エルカミノの先生の本「中学受験で成功する子が10歳までに身につけていること」、ここに紹介した内容以外にもたくさんいいことが書かれていました。

よくある保護者からの質問への答えも載っていて、まるで塾の説明会に行って「いい話聞いてきた〜」って感じです。

読んだあと、エルカミノの塾を検索して、関西には校舎がないこと、でもウェブ講座はあること、などを確認しております。

う〜ん、エルカミノ気になるなぁ〜。いい塾っぽいなぁ〜。

気になる方はぜひ読んでみてください。


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▼他にも、算数・理系が得意な子に育てるためのヒントになるような本をたくさん読んでいます。

www.tensai-banzai.com

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