お母さんが登場する絵本は数え切れないくらいたくさんありますが、 お父さんが活躍する絵本はそんなに多くないですよね。
数多くない(笑)お父さんが出てくる絵本の中から、読み聞かせにおすすめの絵本3冊を紹介したいと思います。
私の息子も、好きな絵本たちです。
ねえ とうさん
「100万回生きたねこ」で有名な佐野洋子さんの絵本です。
くまの家族のお話です。 春になったらお父さんがお土産をいっぱい持って帰ってきます。(出稼ぎ?)
お父さんが単身赴任のご家庭だと、状況が似ていて絵本の世界に入りやすいかもしれません。
寡黙でたくましい、くまのお父さん。
くまの子がお父さんを尊敬していて、いつかお父さんみたいな立派なくまになりたいと思っているのが伝わってきます。
典型的な家族らしい家族像、といった感じ。
こんな風に家族に慕われたら、お父さんもきっと嬉しいでしょうね。
バディ、もうたべた?
イヤイヤ期真っ盛りのくまの男の子が主人公。
「ごはんを食べなさい」「イヤ」というように、「イヤ」を繰り返すところが息子にうけていました。
自分の代わりにイヤイヤ言ってくれる、自分みたいな子を絵本で見つけると嬉しいのかもしれません。
この絵本では、ご飯を作ってくれたりするお母さんの役割になりそうなところに、お父さんが出てきます。最後までお母さんは出てきません。
これまた口数は多くないけれど、子どもを見守ってくれるやさしいお父さんです。
絵もレトロな雰囲気でかわいらしいです。
同じシリーズの「バディのおまるくん」も有名ですね。
もりのなか
私も息子も大好きな絵本です。
男の子が森の中でたくさんの動物と出会って、一緒に遊ぶお話です。
おそらくストーリーのほとんどは男の子の想像の中の世界なのですが、一番最後に子供を探しに、お父さんが登場します。
お父さんの出番は少ないですが、空想の世界と現実の世界の橋渡しになるとても重要な役割を果たしている思います。
このお父さんは、息子の「動物たちとはなしていた」という話を否定せず「きっと、また今度まで待っててくれるよ」と肯定し、森の中で一人で遊んでいたことも叱る訳でもありません。
子どもと、とても良い関わり方をしていると思います。
この絵本は全ページ、白黒で絵が書かれています。
ですので、絵本をぱっと見た印象は、静かで暗いです。
子供はカラフルな絵に惹きつけられるように思ってしまいますが、息子はこの白黒だけの絵本が大好きです。
絵がシンプルな方が、子供の想像力の邪魔しないで、自由に広げさせてくれるからかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
父の日におすすめの、お父さんが出てくる本を3冊をご紹介しました。
- ねえ とうさん
- バディ、もうたべた?
- もりのなか
それぞれ素敵なお父さんが登場しますよ。
お父さんが読み聞かせをしてあげるのもいいかもしれませんね。