「小学生の子供に漢字の先取り学習をさせたい。
でも子供自身はそんなに興味もなさそうだし、何よりもうちの子は字を書く作業が好きではない…。
これからの漢字学習どうしたものか。」と悩んでいました。
ひらがなやカタカナの練習は入学前になんとか一通りは終わらせていたのですが、漢字を書く練習までは手をつけられていませんでした。
「2学期になったら学校でカタカナの練習から始まって10月位から漢字が始まるのかなぁ」
なんてなんてゆったり構えていたのですが、コロナ休校後急ピッチで授業が進んでいる我が小学校、9月の初旬ぐらいにはもう漢字の学習が始まっていました。
先取りしておこうかなんて思っていたのに、学校で先に漢字の学習を始めることに。
少しでも漢字学習がスムーズになるように家庭学習でできることを考えてみました。
漢字は「読み」を先行させる
小学校では初めて漢字が出てくると漢字の読み方と同時にすぐに書く練習を始めますよね。
ですがこれって効率が悪くて先に読みができるようになってから書き練習に入るほうがいいみたいなんです。
教育評論家の親野智可等先生の「できる子になる『漢字力』教室」の本でもこのトピックについて紹介されていましたので引用します。
しかし最近の研究ではこの教え方(※漢字の読み方を教えたらすぐに書く練習をする教え方)では習得率が上がらないことが分かってきました。
同じ漢字を何回も目にして自然に読める状態になってから書き方を教える方がはるかに習得率がいいのだそうです。
具体的にはとにかく読める字を増やすこと。
そのためにふりがな付きの文章にたくさん触れる機会を作りましょう。
「できる子になる『漢字力』教室」は、雑誌のような表紙ですが親向けの読み物だけでなく、以下に紹介する陰山メソッドの「徹底反復漢字プリント 小学校1〜6年生」と同じように6年分の漢字例文と書き練習のページをメインに構成されています。
親野智可等先生は読むのに小学生新聞をおすすめしていました。
うちの子は小学生新聞にはあまり興味がないようで読もうとしないのですが…。
読書の力は偉大
うちの子は年長に上がる位から自力で本を読み始め、小一の今も読書が大好きで毎日、低学年向けの児童書を中心を読んでいます。
漢字学習のドリルで有名なものといえば陰山メソッドの「徹底反復漢字プリント 小学校1〜6年生」があります。
1年間に習う漢字を見開き2ページの例文の中に全て収めてある「全漢字音読プリント」を音読をして読みを覚えてからその同じ例文を使って書き練習をします。
うちもこのドリルを購入してみました。
開始時に1年生の漢字がどれぐらい読めるのか試しにふりがななしの状態で子供に読ませてみたところ、なんと8割〜9割程度の漢字は既に読めていました!
どれぐらいの漢字を読むことができるのか、私も把握できていなかったので驚きました。
2年生の漢字も半分以上は読めています。
漢字の書き練習はまだしていない状態でしたが、読書って漢字の先取り学習に最適なんだなと感じました。
親が一文字ずつ教えたりドリルに取り組んだりしなくても、好きな本を読んでいる間に自然と覚えてくれます。
児童書ってちゃんと対象年齢にあったふりがなつきの漢字が出てきます。
ふりがながついているので学校でまだ習っていなくても、なんと読むのかわかるしそうやって何度も漢字を目にする間に形なども自然と覚えていくことができる。
今は小1でメインは低学年向けの本を読んでいるのですが、興味のある内容であれば小学3年生向け位の本も読むことができるので、そうやって実年齢よりほんの少し上を対象にした本を読むことで自然と漢字の読みの先取り学習ができますね。
と言うことで
漢字の先取り学習には「読み」を先にする
「読み」を先にするには読書をする
と言う方法が良いと思います。
「うちの子、読書しないんだけど…」って事なら、先ほど紹介した陰山メソッド「徹底反復漢字プリント 小学校1〜6年生」の音読ページがオススメ。
うちは、開始時に読めていない漢字も、このドリルの例文を音読させて読めるようにしました。
例文に出てくる一つの読み方だけではなくて、熟語でいくつかの読み方も載っているのがよかったです。
読書は児童書や小学生新聞に限らず、漫画でも全然オッケーだと思います。
うちの子も、漫画もたくさん読んでいます。
まだ漫画を読んだことのない子には「ドラえもん小学1年生」がおすすめ
文字一文字ずつなら読めるけど、まだ自分1人で次々と本を読んで楽しむところまで行けてない子には幼年童話がお勧めです。
読みは知らない間に子供自身が読書をして先取り学習をしてくれていた状態ですが、うちの場合、問題は漢字の「書き」!
(書くのを嫌がるのでね…。)
漢字の書き練習についてはまた今度書きますね。