うちの子、天才かもしれん。

幼児教育・2026年中学受験(受検)・育児日記のブログ。小5と4歳の男の子2人の子育てにまつわることを書いてます。

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【本】中学受験小説「きみの鐘が鳴る」の感想

中学受験をテーマにした小説「きみの鐘が鳴る」(尾崎英子さん著)の感想を書きます。

きみの鐘が鳴る

今までいくつか中学受験をテーマにした小説を読んできているので、それらにもふれながら書いていきたいと思います。

メインは、主人公の女の子視点で進んでいくのですが、塾のクラスメイトの視点で書かれた章もあります。

中学受験をテーマにした小説などでは、ほぼお約束ともなりつつある「島津父」(中学受験に熱くなりすぎる教育虐待父)も、出てきます。

この小説で出てきて新しい存在だなと思ったのは発達が凸凹の子です。 その子の父親も同じく凸凹のよう。

発達が凸凹の子(例えば発達障害の傾向があって算数はキレッキレにできて、でも国語はすごく苦手など)が中学受験を目指すことは実際には割とあるケースだと思います。

今まで読んだ中学受験をテーマにした本の中では、こういうタイプのお子さんはあまり出てきていなかったように感じるので、今回新しい感じがしました。

小学生同士のいじめだとか、中学受験に「失敗」した姉を持つ家族が出てきたりなど中学受験の闇っぽい部分も書かれているのですが、私は一番最初に「翼の翼」を読んでいるので、そういった闇の部分もなんだかマイルドな印象を受けました。

人間関係の描写などを楽しめる高学年くらいのお子さんでも読める内容だと思います。
出版社もポプラ社(←ゾロリ!)で teens’ best selectionsって書かれてるし、やはり10代の子がメイン対象の本のようです。
以前読んだ「金の角持つ子どもたち」も同様に、中学受験生である小学生が読むのに適した内容だと思います。

2022年の11月に発行されたばかりの新しい本なのですが、小学生が「うらやましすぎて草」など今風の話し方なのは気になりました。
(実際の現代の小学6年生がこういう話し方をしているかどうかは私は知りません。)
10年後とか20年後に読んだら「2020年頃の小学生らしい話し方」ってことになるのかもしれません。

子供たちが前向きに中学受験に挑んでいく青春小説って感じだと思います。

この本を読んで、私個人の感想としては「翼の翼」はやっぱりすごいという気持ちが強まりました。
(個人的な好みの問題です。なぜこんなに私が翼の翼をすごいと言っているかは、下のリンクの過去記事にて。)

今まで私が読んだ中学受験に関する本(や漫画)を個人の主観でマトリックス表にしてみました。

・子供でも読める⇄大人向け
・ファンタジー⇄ホラー

の軸です。

お好みの中学受験本はどちらでしょうか?
まだ読んでいない、気になる本があれば読んでみてくださいね。

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