我が家では通塾せず、公立中高一貫校に合格することができました。
本記事では、家庭学習で実際に活用した市販教材を中心に紹介します。

予習シリーズ(四谷大塚)
四谷大塚の「予習シリーズ」は本来塾向け教材ですが、インターネットで個人購入が可能です。
私立中学受験向けに作られた教材ではあるものの、公立中高一貫校対策としても十分に活用できます。
実際に、公立中高一貫校の合格者数が多い塾のカリキュラムを調べた際、難関校を目指す場合は私立受験コース(=予習シリーズベース)での学習が推奨されていました。
そのため、予習シリーズを使って公立中高一貫校の学習をする方針は合理的だと考えています。また、
- 公立専用教材に絞らなくても基礎力が網羅できる
- 途中で私立受験へ方針転換する場合にも対応しやすい
といった点もメリットです。
公立中高一貫校 適性検査対策問題集(東京学参)
【作文問題 かきかた編】
解説中心のやさしい導入編。問題数は少なめですが、最初の1冊として適しています。
【作文問題 トレーニング編】
約50題の作文問題を収録。
環境・自然・科学などテーマ別に分かれており、公立向け作文の練習量をしっかり確保できます。
解説には「何に注意して書くべきか」のポイントもあり、実践的です。
Z会 公立中高一貫校作文コース
小6の1年間、Z会の公立中高一貫校作文コースを受講しました。
毎月教材が届き、自宅学習(約2回分)添削提出(1回分)という構成です。
作文は家庭でも書けますが、「適切に添削できるか」は別問題です。
その点、プロの添削は非常に有益で、親では気づきにくい改善点を学べました。
なお、Z会には作文以外に「公立中高一貫校 適性検査コース」もあり、通塾なしで受検する家庭には有力な選択肢です。
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適性検査受検用 公立中高一貫校対策問題集(みくに出版)
全国の過去問をジャンル別にまとめた、いわば「総合問題集」です。
この1冊で相当量の演習ができ、内容の密度は非常に高いです。
標準レベル中心とされていますが、取り組む時期が早すぎると難しく感じる問題もあります。
我が家では小6夏以降に使用しました。
本来はこの後に「銀本(公立中高一貫校適性検査問題集)」へ進む想定ですが、この1冊をやり切るだけでも相当な負荷があります。
【親の負担について】
正直なところ、この教材は親の負担が大きいです。
- 記述問題が多い
- 正解が一つに定まらない
- 長文を読んだうえで「どこまで書けていれば正解とするか」を判断する必要あり
そのため、丸付けにかなり時間がかかり、親としてはなかなか大変に感じました。
また、解答解説はやや簡潔です。
過去問(赤本・白本)
志望校の過去問も活用しました。
いわゆる「赤本」と「白本」がありますが、我が家は教英出版の白本を使用しました。
白本は、プリント形式で本番に近いレイアウトで演習できる、ただし著作権の関係で未収録問題がやや多い、という特徴があります。
なお、公立中高一貫校では配点や合格最低点が公表されていないため、過去問だけでは合格ラインの判断が難しいです。
地域塾の模試(公立中高一貫校向け)
そこで重要になるのが、地域の塾が実施する模試です。
公立中高一貫校は通学区域内での競争になるため、その地域内での立ち位置を把握することが重要です。
模試では、偏差値・順位、合格可能性判定が確認でき、非常に参考になります。
実際、我が家の場合も本番の開示を受けた得点は模試とほぼ同水準で、結果の再現性は高いと感じました。
全国問題集も有用ですが、地域特化型の模試は必ず活用すべきです。
まとめ
通塾せずとも、公立中高一貫校に合格することは可能です。
- 基礎力 → 予習シリーズ
- 作文 → 東京学参・Z会
- 総合演習 → みくに出版
- 立ち位置確認 → 地域塾の模試
この組み合わせで十分対応できます。
公立中高一貫校を選ぶ理由はご家庭ごとに異なりますが、費用面の制約があっても家庭学習で対応できるのは大きな利点です。
本記事の内容が、これから受検を考えている方の参考になれば幸いです。
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