小学館の通信教育「まなびwith(ウィズ)」年長コースのお試し教材を、取り寄せてみました。
小学館からは「ドラゼミ」という通信教育がありましたが、昨年度に終了し、この2019年4月からは「まなびwith(ウィズ)」がスタートしています。
他にも色々ある通信教育の中で、特徴的だと思ったところを紹介します。
図鑑で調べる
おためし教材の中にこのような「図鑑で調べてみよう」という問題がありました。
ついていた図鑑のページを見ながら問題を解いていきます。
図鑑がないと、まず知らないような虫の名前も出てきています(はなむぐり、おおむらさきなど)
他の通信教育や幼児向けのプリント学習などでは、それまでの生活で得た知識を試すようなもので「もし知らなければ今後、日常生活で教えていきましょう」というような趣旨の問題はたまにあります。
例えば、「卵から生まれる生き物を選ぶ」とか「春の植物を選ぶ」というような問題です。
ですが、まなびwith(ウィズ)は「図鑑で調べてみましょう」というやり方です。
「学びの力」を伸ばす部分だと思いました。
既に持っている知識で問題を解くというよりも、これをきっかけに調べたりして知識を得るという考え方。
図鑑を開くきっかけにもなり、とても良い内容だと思いました。
うちの子も、問題を解いた後も、図鑑ページに書かれていること(たまごから孵化するまでの様子)をじーっと見ていました。
まなびwith(ウィズ)の通信教育の特徴として、毎月送られてくる紙教材とは別にデジタル教材の図鑑 NEO シリーズがついていることがあります。
我が家も 小学館の図鑑 NEO の「動物」を持っていて、他の図鑑のシリーズも買い揃えたいという気持ちはあるものの、本棚に置くにもかさばるし、全部揃えるとなると費用もかかるので今までそのままになっていました。
ですが、まなびwith(ウィズ)の通信教育のコースに申し込むと、会員サイトからデジタル版の図鑑 NEO が見られるようです。
かさばらないし、いろんなシリーズが見られるし、これはかなりいい特典だと思います。
他にも小学館の学習マンガのシリーズなんかもデジタルライブラリーで読めるみたいです。
(ちなみに、うちの子は小学館のドラえもんでマンガデビューしました。
関連記事:「【学年別ドラえもん名作選】マンガを読み始めた5歳。」)
この辺りの通信教育と出版物(図鑑、学習まんがなど)の連携が、魅力的だなーと思いました。
作文
年長コースの一年間のカリキュラムを見ていると、2月号、3月号で「作文を書く」というのが出てきていました。
100字程度みたいですが就学前で作文を書くというのは、めずらしいと思います。
以前の小学館の通信教育「ドラゼミ」の時から作文に力を入れている、というのは読んだことがあったのですが、まなびwith(ウィズ)でも同じように作文コンクールがあって、作文などの表現力にも力を入れているようです。
スピーチ・話し合い
その他には、2020年教育改革を意識してのことなのか、年間カリキュラムを通して「スピーチ」「話し合い」と行った項目がずっと出てきているのも気になりました。
スピーチや話し合いの項目は1週間分のお試し教材では出てこなかったので、どういったものなのかは詳しくは分からないのですが。
【まなびwith】まとめ
「まなびwith(ウィズ)」で、図鑑で調べたり、作文を書いたり、スピーチや話し合いがあるというのは、 自力で学んで行ったり、表現したり、他者へのアウトプットをしたりという、「これから必要とされる力」を意識したカリキュラムになっているのだと思います。