小学生男子のなりたい職業ランキング1位は「ゲームクリエイター/プログラマー」(2020年)だそうですね。
▶︎参考:「ベネッセ教育情報サイト」より
そんな現代の子どもたちの憧れの仕事をしている方の偉人伝を見つけました。
ポケモンをつくった男 田尻智
小学館の学習まんがの偉人伝
「ポケモンをつくった男 田尻智」です。
智(さとし)さんって方なんですね。
ポケモンの主人公の男の子の名前、サトシだったけど、もしや…?
偉人伝はもうすでに亡くなった歴史上の人物が書かれることが多いですが、現在も活躍中の方が偉人伝になるのは珍しいケースかと思います。
何十年もの間、子供や大人、日本だけでなく世界中で大人気のポケットモンスター。
田尻智さんはそのポケモンを作った方。
うちの小2の息子もポケモンに大ハマりしているので、この「ポケモンをつくった男 田尻智」のタイトルを見てすごく喜んで、夢中になって読んでいました。
本にはポケモンの絵も出てきます。
子供の頃に昆虫採集に没頭したことしていたことが後のゲームクリエイターとしての活躍することのもとになった、ということが書かれていました。
ストーリー自体が仲間と共に面白いゲームを作り上げていく冒険物語のような雰囲気があり、良い内容でした。
最後の解説のページで、
「将来の夢がゲームクリエイターの子供達に言えるのは、子ども時代にゲーム作成技術などを覚えることではなくて、外遊びなど遊びに夢中になる体験が大事だ。」
ということが書かれていました。
うーん、やっぱりそうなんですよね。
よく著名な教育者の方もこういうこと言ってらっしゃいますね。
何か大きなことを成し遂げた人の偉人伝・伝記を読んでいると共通して出てくる傾向として
「本人が興味のあることに対して没頭するタイプ」
だということ。
あとは「親が子どもの没頭していることを否定したりせずに見守るタイプ」だということ。
田尻智さんも例に漏れず、小学生の頃の昆虫採集だけでなく、学生時代にゲームセンターのゲームにも没頭し、ゲームを攻略していくための作戦を練ったりと能動的にゲームを楽しんでいる様子も書かれています。
そのことをお母さんは否定せずに見守ります。
今の親はファミコン世代ですから親子共にゲームをするケースも多いと思いますが、その時代にテレビゲームという新しいものを、親御さんが否定せずにいれたのはすごいなぁ。
あと、大人というか親の感想としては…
まんがなので、国立の高等専門学校にあっさり入学しているように書かれていましたが、きっと受験勉強などの努力もして入学されていると思います。
(子供達よ、本当にゲーム「だけ」してたら高専には入れないし、ゲームも作れるようにはならないぞ。笑)
普段偉人伝など読まないお子さんでも「ポケモンを作った男」というテーマに興味があれば漫画の伝記を読むきっかけになるかもしれませんね。
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