うちの子、天才かもしれん。

幼児教育・2026年中学受験(受検)・育児日記のブログ。小4と3歳の男の子2人の子育てにまつわることを書いてます。

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【ランドセル】男の子の赤と女の子の黒。色にまつわるジェンダー

うちの長男の好きな色は赤とピンクなので、
「ランドセルは赤かピンクがいい」
と言ったという話を以前書きました。

詳しくは昔の記事にて

www.tensai-banzai.com

それからランドセルの色にまつわる価値観などについて考えています。

今回のテーマは

の3つについて話したいと思います。

1 男の子の赤はアウト。
でも女の子の黒はセーフの謎

先日届いた通信教育「まなびwith(ウィズ)」新小1コースのカタログです。

通信教育まなびwith小1コースの案内書
通信教育まなびwith小1コースの案内書

表紙の写真、最初気づいてなかったんですが、よくよく見てみると

赤い服を着た女の子が黒いランドセルを背負っています!

私はこういうのを初めて見たと思います。

カタログや広告ってわかりやすくするためにあえてステレオタイプの色で作られることが多いです。

実際には女の子の水色やパープルのランドセルも多くなってきていますが、やはりこういう「新小学1年生のイメージの写真」であれば女の子は赤が圧倒的に多いです。

大体、男の子が黒、女の子の赤のランドセルを背負って一人ずつのイメージが使われることが多いでしょう。

こういうのです。

女の子が赤、男の子が黒のランドセルのイラスト
女の子が赤、男の子が黒のランドセル

(イラストACにあったフリー素材ですが、このイラストレーターさんを批判しているわけではありません。
これが求められるイラストです。)

ランドセルの色を入れ替えて見ましたが、あんまりこういうのってないですよね?

女の子が黒、男の子が赤のランドセルのイメージ
女の子が黒、男の子が赤のランドセル

ですが小学館のまなびwith、真面目な学習教材を扱う会社ですが表紙に女の子が黒のランドセル!

これは正直驚いたし、時代が変わってきているのを感じました。

実際は服が赤で赤のランドセルだったら変だから、とかファッション的な理由とかがあるのかもしれませんが、もしかしたらまなびwithの「変わる決意」のようなものが入っているのかもしれません。(あくまでも推測です)

ですがきっとこの逆はありえなかったと思うんです。

男の子が赤いランドセルを背負って表紙を飾る日はまだ先かも。

「女の子の黒いランドセル」ってスカートを履いていた女の子がジーンズを履いて活動的になったり、家庭で家事をしていた女性が仕事を持って社会進出するのを応援するというような価値観と近い気がします。

ですが男の子が女化(赤いランドセル)するのはナシみたいな価値観が世間のあるような気がします。

2 茶色のランドセルですら男女別

ランドセルをネット通販で探していた時のこと。

大体ランドセルってターゲットが女の子、男の子と別れていて、それぞれ女の子には女の子らしい刺繍やキラキラパーツが付いていたり、男の子用にはかっこいい印象の刺繍がしてあったりします。

あるメーカーは十色ぐらいの色展開をしていて飾りの刺繍やキラキラパーツもなしで男女兼用のシンプルなデザインのものを作っていました。

違いは本当に色だけ。

ですがそれを販売店は

濃い茶色(ダークブラウン)は男の子用
薄い茶色(キャメル)は女の子用
と分けて売っていました。

濃いのは男の子、薄いのは女の子のランドセルのイメージ
濃いのは男の子、薄いのは女の子
どうしてブラウンまで濃さによって男女別々のターゲットを決めるんだろう。
そんな線引きを大人がする必要あるんだろうかと本当に不思議になりました。

ランドセルとは話が変わりますが、ある小学校の入学案内を見ていたら、小学1年生はPTAから黄色の帽子をプレゼントしてもらえるとのこと。

男の子はキャップタイプで、女の子は帽子全体にフチが付いたタイプのものでした。

低学年の黄色い帽子って背が低い子供を交通事故から守る役割と日差しよけの役割があると思います。

でも、日差しから守りたい部分は男の子も女の子も一緒でしょ。

男の子と女の子で帽子の形を変える意味が全くわかりません。

3 実際の小学生のランドセルの色

ランドセルを背負った小学生

ランドセルのカタログを見ているといろいろな色がありますが、実際の近所の小学校の下校時と重なった時に色を見てみました。

もっといろんな色があるのかと思っていたけど、男の子は7〜8割、黒でした。

基本は黒のランドセルで赤や青の刺繍や縁取りで少し個性を出すようなものがほとんど。

残りの2〜3割は青や紺が多い印象。後はちらほら濃い緑や茶系など。

基本、色が濃いです。

女の子も赤〜ピンク系が5割強くらいと多いけれど、水色やパープルなどもかなり多くランドセルの色を選択するのが自由な印象を受けました。

【まとめ】ランドセルの色にまつわるジェンダー

まなびwithのカタログの表紙や実際のランドセルの色の多様性を見て思ったこと。

まず女の子の方が変わっていく。
そしてそれに続くように男の子(を取り巻く状況)が変わっていくのかもしれないと思いました。

これは女の子がリーダーシップをとって世間を変えていくというような自主性の問題ではなくて、世間が女の子が変わっていくのを受け入れている、というのに近い気がします。

飛躍しすぎかもしれませんが、男の子が自由に赤いランドセルを選べる時代になったら(世間の価値観に解放されたら)、より個人が生きやすい世界になっていくような気がします。

特に日本の小学校って、「みんなと同じ」や「協調性」を過度に子供に期待するところがあると思うので。

さて、小学校入学を間近に控えたうちの長男ですが、本人の希望で少数派の色のランドセルを選びました。

実際にそのランドセルを背負って通ってみたら
「やっぱりみんなと同じ黒が良かった」となるか、
「この色で気に入ってる」となるか、
色のことは全然気にしてない(あまり持ち物への執着が少ないかも)
となるかはまだ分かりません。

私は、黒以外の色を選んだうちの子の選択を応援したいと思います。

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