「幼児の頃に絵本の読み聞かせが好きな子って、自分で読書をするのが好きな子供になるのかな?」と気になりませんか?
私は、ほんの数年前これが疑問でした。
だって、読み聞かせをただ聞いているのと、自分で読むのって違う力のような気もするし、どうやって子供が移行していくのかよくわからなかったからです。
この記事では、絵本の読み聞かせが大好きな赤ちゃんだったうちの長男が、自分で読書をするようになって、小1(6歳)の今では活字中毒になっている様子を詳しく紹介します。
本好きの子にするコツみたいなものも紹介します。
「こんなケースもあるんだなー」と読んでもらえればと思います。
「絵本読み聞かせ」から「児童書自力読み」への成長過程
うちは生まれてわりとすぐの頃から絵本の読み聞かせを始めていました。
生まれてすぐから白黒のはっきりした絵を見せたりして見る能力を促し、まだちゃんと絵を認識できていないかもしれない時期から、絵本を開いて読み聞かせをしました。
そして生後4ヶ月の時点では、暇で泣いていても絵本を読み聞かせてあげれば泣き止むと言うように明らかに絵本が好きな赤ちゃんになっていました。
うちにはテレビがなくて、「小さい子供にはテレビを見せないほうがいい」という教育方針で4歳まで一切テレビを見せずに育てました。
関連記事▶︎「テレビなし育児の影響:4歳までテレビを一切見ないで育った息子」
テレビと言う受動的なエンターテイメントがないというのも相まってうちの子は絵本の読み聞かせが大好きな幼児でした。
また、我が家ではベビーサインをしていたので、1歳の言葉を話せない時からサインでの会話をしていました。
子供の言語能力にいい影響があった可能性もあります。
「絵本の読み聞かせをしていたら読書が好きな子どもになる」とわりとよく言われていますが、「絵本を読んでもらう」と「自力で読む」の間の過程が、「そのうち、自然に」とか言われるけど、実際にどうなるのかすごく興味を持っていましたので、その部分も書きますね。
まず、ひらがなの一文字ずつの読み方をカルタなどで教えました。(3歳になる頃)
うちの子は絵本に書かれている文字をたどたどしく一文字ずつ音読する読み方はほぼしない状態で急に黙読で文章を読むようになりました。(4歳半くらい)
音読したほうがいいのかなと思って少し音読を促したりもしましたが、本人はがやりたがらなかったので、ほとんど音読はしていません。
(音読させたい場合、この方法がおすすめ▶︎「音読したがらない子供が進んで音読する方法」)
ひらがな一文字ずつたどたどしく読むのから普通に読書が出来るようになるための架け橋の段階として音読があるのかなと思っていたのですが、うちの子の場合は読むようになるための音読は必要なかったです。
(今は小学校で音読の宿題が出るようになったので、しています。)
4歳半ごろにどうやら黙読で自分で文章を読めるらしいというのはわかったのですが、絵本は基本的に読み聞かせをしてほしいようだったので読み聞かせを続けました。
5歳前半で初めて漫画ドラえもんを読み始めたり、かいけつゾロリシリーズにハマったあたりから自分で読むことを本格的にし始めました。
前は暇さえあれば「絵本読んで」と言って来ていましたが、それが「自力で読む」のに変わりました。
ほぼ毎週図書館に通って、10冊くらい借りることが多いので、1ヶ月で約40冊、年間で500冊くらいのペースで自分で読んでいるんじゃないかなと思います。
息子小1(6歳)がどれくらい読書好きなのか
息子はとにかく本を読むのが好きで暇さえあればずっと読んでいます。
どれくらい読んでいるのかと言うと
「1日中スマホをいじっているダンナ」…くらいの感じで本を読んでいます。
一部の人にはこれだけでもわかってもらえそうですが、ちょっとわかりづらいかもしれませんので具体的に書きます。
・朝起きた瞬間から本を読む。
・ご飯を食べながらでも読もうとする。
・身支度を整えてから家を出る3分位の隙間にでも読む。
・学校の休み時間は本を読んでいるらしい。
・家に帰ってきたら1番に本を読む。
・こないだは家の中で手を洗いに行くときにまで本を洗面台に持って行って
「さすがに、手洗うときはあかんやろー」と本を置きに戻って来ました。
…と言う感じでまさに「活字中毒」と言える位とにかく本を読んでいます。(漫画も含む)
子供にとっての夢のような世界は
「図書館か本屋さんに住んで本を読み放題の状態」だそうです。
家にいる間、やらないといけないことをしている時間以外はほぼ本を読んでいます。
(他のブロック遊びなど多様な遊びもしたらいいのに、と親としては思ってはいます。)
ちなみに、字を読む速さは大人の私と同じ位のスピードなので子供にしては早いと思います。 (おそらく頭の中で音読などはしていない)
「絵本の読み聞かせが大好きであっても、必ずしも自分で読むのが好きになるわけではないかもな」と思っていたんですが、うちの子の場合はそのまま読書大好きの小学生に成長しました。
読書してくれるので、子育てが楽になった
小さい頃はテレビに子守をしてもらう事はなく、かなりアナログに育てていました。 絵本を読むのは親の自分だし、ちょっと大変でしたが…。
ですが今、家にいる時間に子供が1人で静かに本を読んで時間を過ごせるようになって子育てがすごく楽になりました。 休校中も、子供に読書の習慣がなかったら、私はもっとしんどかったと思います。
幼児から次の段階に入ったな、という感じです。
(自分で本を読まない子であっても小学生ぐらいになったらある程度落ち着いて自分で時間を過ごせるようになるものなのかな、とも思います。)
もし今、子供が絵本の読み聞かせが大好きで、毎日たくさん絵本を読み聞かせするのも疲れるなぁと思っている方は、きっとあとちょっと(数年以内)だと思います。
もう少ししたら子供はきっと自分で本を読むようになるし、その後は楽になるのであとちょっと頑張ってくださいね。
うちは8歳〜9歳くらいなど子供自身が「もう読み聞かせしていらない」と言うまで絵本の読み聞かせは続けようと思っていました。(一説によるとそれが良いようで、私も賛同。)
ですが昨年赤ちゃんが生まれて、夜寝る前の絵本の時間を、しばらくはどうにか確保していましたが、赤ちゃんのお世話で忙しくなって、読み聞かせの時間がなくなってしまいました。
約6年間毎日のように絵本を読み聞かせてきたけれど、気づけばここ最近(2〜3ヶ月?)は絵本の読み聞かせをしていない日がほとんどになっています。少し寂しいような気もします。
今は次男に読み聞かせをしていて、
「そういえば、長男がこれくらいの年の時、この絵本好きだったな」
と懐かしんでいます。
これからも子供に「こんな本もあるよ」のおすすめしたり図書館の予約などの読書のサポートは続けていきますが、私のできること(子供を本好きに育てること)は、やり終わった感があります。
子供にはこれからの人生、良い本に出会い続けて欲しいと思います。
本が好きな子どもに育てるコツ
最後に、本が好きな子どもに育てるコツを。
やっぱり、幼児期の絵本の読み聞かせは大事。
常に子供の年齢や興味のあることに注意を向けて、子供が好きそうな絵本を選び続けてきたのも良かったと思っています。
お子さんは何が好きですか?
乗り物、動物、恐竜、プリンセス、迷路、スポーツ…今興味のあるそうなものの関連の絵本だときっとハマってくれます。
家にある絵本だけを読み聞かせするんじゃなくて、ほぼ毎週、図書館に行って年齢別のおすすめ絵本や好きな本のシリーズを借りたりしました。
テーマ別のおすすめ絵本はこちらで紹介しています。
ちなみに…「読書好きの子供に育てる」のはとてもうまく行きましたが、うちの子は走るのはクラスでほぼ最下位らしく、なんというか「本ばっかり読んでて、運動の苦手な子」の典型みたいなことには、なっております、はい。
まぁ、オールマイティには、そう簡単にはなれないかな…笑
本人が楽しんでれば、それでよし!