約2年七田式プリントを実際に使ってきて効果はどうだったのか?
メリット・デメリットについて紹介します。
また、幼児期に七田式プリントで学習した息子が小学生になってから感じた効果も最後に載せています。
息子は2歳4ヶ月から七田式プリントAを始めました。
4歳2ヶ月の今、七田式プリントBの6冊目に取り組んでいます。
【はじめに】七田式プリントを使うようになったきっかけ
息子が赤ちゃんの頃から少し大きくなったら何かしらプリント学習をさせたいと思っていました。
少しクレヨンを持って線を書けるようになった頃から、書店で売っているような幼児向けのドリルをさせたりしていました。
ですが、こういうドリルって「2歳のめいろ」「3歳のめいろ」のようにそれぞれの年齢に対して一冊しか出版されていません。
毎日一日1枚していたとしても、たったの1ヶ月ほどで終了してしまいます。新しいドリルを買ったところで、また一か月で終わってしまう。
常にドリルを探さなくてはいけないという教材探しの手間を感じていました。
私は教材が好きなので、色々な出版社の教材を見比べたりしてそれはそれで楽しいのですが、これでは時間がかかって仕方がありません。
もう少し、まとまった量のあるプリントが欲しいと思うようになりました。
ここで私が大事にしていたのは、たくさんのプリントをさせて賢くするということよりも、1日5分でもいいから毎日机に向かってプリント学習をするという習慣をつけさせたいということ。
七田式プリントは1日3枚10ヶ月分のプリントがまとめて届くので、これを継続できればもう教材探しの手間はかからないし、いいと思いました。
あの人も使っていた七田式プリントって?
大川翔君のことはご存知でしょうか?
「ザ・ギフテッド 14歳でカナダのトップ大学に合格した天才児の勉強法」という本が出版されています。
9歳でギフティッド(天才児)と認定され、 12歳でカナダの高校に飛び級進学し、14歳のときにカナダ名門大学5校に合格したそうです。
大川翔君も七田式プリントを使っていた事が本で紹介されていました。
七田式プリントは、ちえ、もじ、かずの3種類のプリントを、各1枚ずつ1日3枚、約15分の学習を毎日続けていくというものです。
1ヶ月分は24日分で、10ヶ月分が一つのセットになってます。
「七田式プリントA」は2歳半から4歳向け
「七田式プリントB」は3歳半から5歳向け
「七田式プリントC」 は4歳半から6歳向け
「七田式プリントD」 は5歳半以上で、就学前までに七田式プリントCを終了したお子様向けです。
七田式プリントのメリット・いい点
毎日の学習習慣が身につく
「毎日の学習習慣が身につく」というのが、七田式プリントの一番良い点だと思っています。
ちえ、もじ、かずのそれぞれが、レポート用紙のような綴じになっているので、1枚ずつ冊子からはがして、その日にする分だけを子供に渡します。
1日3枚と決まっているので、(親が枚数管理をしている限り)楽しいからといって1日にたくさんしすぎることもない。
「もうちょっとしたい」というくらいで、「続きは明日」にすることができ、学習意欲を継続させることができます。
うちは2歳4ヶ月から七田式プリントを始めましたが、約2年経った今、毎日の日課の中にプリント学習が入っていて、習慣となっています。
これから小学生、中学生となっていくわけですが、これはとても重要な点だと思っています。
家庭学習の習慣をつけてくれたことが、七田式プリントの一番良かった点です。
数唱ができるようになる
七田式プリントを使っていて私が感動したことに「数唱ができるようになった」というのがあります。
数唱と言うのは「1、2、3、4…。」と数を数えるのを唱えること。
七田式プリントA「かず」の1冊目の最初のページはこんな風になっています。
1から10までの数が書いてあって、親が数字を指差しながら声に出して読んでいきます。
1冊で24日分、毎日プリント学習を始めるときに一緒に取り組みます。
2ヶ月目になると20までに増えたものになります。
次の24日間は1から20の数字を指差して唱えていきます。
七田式プリントは10冊で1セットになっているので10冊目が終わる頃には100まできくことになります。
子供に復唱させたりする必要はなくて、ただ親がしているところを子供に見せるだけなのですが、しばらくしていると子供が真似をして指差しながら言うようになりました。
なのでうちの子は3歳前半には七田式プリントのおかげで100までの数字を数えられるように。
例えば「42」の数字だけを指差して「これ何?」と聞いたらこの時点ではまだ答えられないのですが、順番であれば歌のように100まで数えられる状態です。
取り組み時間で言えばほんの1分前後の事なのですが、
「毎日取り組むことで、小さい子供がこんなことをできるようになる」
という感動がありました。
また子供が数唱できるようになっていく様子を見ることで、
「毎日少しずつでいい」
「親がしている姿を見せるのが大事」
「無理に言わせよう、させようとしなくていい」など
今後の家庭学習に生かせるヒントももらいました。
プリント学習塾の送り迎えなどが不要
くもんや学研などプリント学習をする教室も気になっています。
ですが。未就学児の習い事に親の送り迎えは必須。
教室に通うとなると、プリント学習に取り組む時間だけでなく、送迎の時間もとられてしまいます。
そして、子供が降園後に自由に遊べる時間も大事です。
子供の自由遊びを削って習い事を増やす必要がないので、家庭で取り組めるというのはとても大きなメリットです。
七田式教育を自宅で行う事ができる
七田式の教室、 通わせてみたいけれど月謝が高くてあきらめているご家庭もあるではないでしょうか?
七田式プリントならば毎日、家庭内で七田式の教育を行うことができます。
七田式の教室の月謝1ヶ月分にも満たないような、リーズナブルな金額で10ヶ月間、毎日家庭で七田式プリントに取り組めるのですから、これはかなりのメリットです。
特に「ちえ」のプリントが右脳教育っぽい、七田式らしい内容が入っていて、面白いです。
子供も「ちえ」のプリントが一番楽しいようです。
例えば、イラストが何個も並んでいて「ぱっと見て多い方に丸をつけましょう」といったような問題もあります。
きちんと数えて丸をつけるのではなくて、他の一般的なドリルにはないような直観力を重視するような問題です。
この他にも、
・同じ趣旨の問題を4回繰り返す400%学習で、学習内容を定着させることができる
などがメリットしてあげられると思います。
七田式プリントのデメリット・残念な点
何月号と決まっているわけではないので季節感がバラバラ
七田式プリントは何月号と決まっているわけではないのでいつからでも始めることができます。逆に言えば、季節に合った教材ではないということです。
夏に取り組むプリントに雪だるまが出てきたり、冬に取り組むプリントにスイカが出てきたりします。
一括購入
10ヶ月分まとめて購入することになるので、途中で子供がやりたくやりたがらなくなった場合に、残りが全て無駄になってしまいます。子供の反応を見るまで不安ではあります。
対象年齢よりも少し難しい問題がある
例えばプリントAであれば2歳半からが対象となっているのですが、 一般的な2歳向けのドリルの内容に比べると難易度は難しい方だと思いました。
それゆえに、難しいことができるようになる、というのもありますが、最初は少し戸惑われるかもしれません。
書いてある対象年齢の最少年齢(プリントAなら2歳半)は、普段から他の学習の取り組みを積極的にされている方が対象だと思います。
サンプルを確認し、現在のお子さんの能力に合うものを選ぶようにしてください。
単調なお勉強らしい問題が続く時がある
特に、七田式プリントB以降の「もじ」のプリントが、淡々と文字を書く練習が続く小学生用のプリントのようで、幼児には面白くなさそうです。
もう少し幼児が楽しんで取り組めるようなものにしてくれればいいのになぁと正直思っています。
ですが、以前にした問題の復習もさりげなく入っていて、定着のための工夫はされているなと思います。下の写真であれば、「ご」「げ」「ぐ」は復習分です。
七田式プリントの取り組み方
ちえ、もじ、かずの3種類のプリントを各1枚ずつ1日3枚約15分の学習を毎日続けていきます。
一日3枚以上の学習は推奨されていません。
400%学習と言う方法なので、一日にまとめて数日分やってしまっては、忘れそうな頃(翌日以降)にもう一度学習して定着させるという効果がないからだと思われます。
基本的にプリント学習の時間は、隣に保護者がついて一緒にプリント学習に取り組むことになります。
1ヶ月が24日分なので、体調が悪くてできなかったり、土日にお休みしても「遅れた」という風にならないのもいいですね。
仮に、土日も休まずに進めていった場合、10ヶ月ではなく8ヶ月で終了します。
(1冊24日 × 10冊 = 240日分 を30日で割ると = 8ヶ月分)
七田式プリントで一日3枚プリントをするという学習習慣をつけたら、土日はお楽しみとして他のプリント教材に取り組んでみる、などもいいと思います。
うちは、お楽しみ用にポピーを併用しています。
ポピーは「何月号」と決まっているので、七田式にはない季節に合った内容なのが魅力的です。
▼ポピーについて詳しく記事にしています。▼
学習の難易度は、
こちらで七田式プリントのサンプルを確認できます
A-1(1ヶ月目)→ A-5(5ヶ月目)→ A-10(10ヶ月目)と、だんだんと難易度が高くなっていくのが分かると思います。
上のリンクから口コミもたくさん読む事ができるので、参考にしてみてください。
七田式プリントをオークションで購入するときの注意点
1セット1万円以上という金額に躊躇してフリマサイトや、オークションサイトで購入することを考える方もいるかもしれません。ここで注意点があります。
オークションで出品されているものは、以前の所有者の方がコピーを取るために冊子から外されている物がほとんどになると思います。
七田式プリントは1セットで720枚ものプリントがあります。
もともと、ちえ、もじ、かずのそれぞれが24枚ずつの冊子になっているので、扱いは難しくありませんが、720枚ものバラバラのプリントとなると扱いが難しいと思います。
子供が触って順番がバラバラになってしまったりすると、悲劇だと思います。
オークションで購入したものをコピーして、本体はまた売るという方法を考えている方もいらっしゃるかもしれません。
七田式プリントはフルカラーのプリントで、色に関する問題も多いので白黒コピーだと不都合が出てくることもあると思います。
かといってフルカラープリントをしていては正規購入するよりも印刷代が高くついてしまうことになります。
もちろんご家庭の事情でそれぞれですが、私はこの七田式プリントに関しては正規品を購入されるのが一番いいと思います。
七田式プリントのおかげで日々の学習習慣がつけば、かなり安いものだと思います。
七田式のドリルと七田式プリントの違い
今回、この記事で紹介しているのは10冊セットの「七田式プリント」です。
これとは別に書店などで売られている一般的な「ドリル」の形式のものもあります。
こちらは、「七田式プリント」とは別物で、「七田式・知力ドリル」シリーズとして一冊700円代程度で一冊ごとに、対象年齢や学ぶジャンルが決まっています。
「かず」や「もじ」など一般的なドリルでよくあるテーマもありますが、「みぎのう」「あんしょう」「そうぞう」などとても七田式らしいテーマのドリルも揃っています。
「10ヶ月の継続したカリキュラム」「1日3枚、3つのジャンルでバランスよく学ぶ」などのメリットはありませんが、ちょっと七田式を試してみたい方にはちょうどいいかもしれません。
【後日追記】七田式プリントをしていた子供が小学生になった
(※追記分です)
子供が小学生になりましたが、2歳から七田式プリントで習慣づけていたこともあり、日課としてドリルなどの家庭学習を続けられています。
公文や塾などに「家庭学習習慣をつけさせるため」に通わせる方もいるようですが、我が家は七田式プリントを選んで大正解だったな、と思っています。
1日15分ほどでも、毎日の家庭学習習慣の効果は絶大で、小1で受けた全国統一小学生テストでは成績もよく特待生のオファーもいただけました。
全国統一小学生テストで良い成績をとっている他のお子さんのブログも、過去記事をたどると七田式プリントをされていることがとても多く、七田式プリントは教育熱心な家庭で選ばれている印象が強いです。
【まとめ】七田式プリントは学習習慣をつけるとても良い幼児教材
七田式プリントは
・毎日の学習習慣が身につき
・数唱もできるようになり
・送り迎えも不要で
・家庭で七田式教育ができる
とてもよい教材だと思います。
ちなみに、それぞれのセットには終了認定テストというものが付いています。
(添削サービスなどはありません。)
最初に七田式プリントAのセットが届いた時に、終了認定テストの問題がかなり難しいことに驚きました。
「こんなに難しい問題を10ヶ月後に解けるようになるのだろうか?」
「子供に期待しすぎなのではないだろうか?」と思いました。
ところが10ヶ月後にはきちんとこの終了認定テストがすらすらと解けるようになっていました。
1日1日の積み重ねで子供がこんなに難しいこともできるようになったのだ、と実感しました。
息子は2歳4ヶ月から(途中休んだ期間もありますが)ほぼ毎日この七田式プリントを一日3枚続けてきました。
とてもプリント学習好きの子供になって、自ら「今日プリントしたっけ?」「プリントしよう」と誘ってくるくらいです。
七田式プリントは、家庭内での学習習慣をつけるのに、とても役立ってくれた教材です。
▼七田式プリントの口コミや詳細はこちら▼
▼七田式プリントBに関するレビューはこちら。
内容・難易度などの参考にどうぞ