うちの子、天才かもしれん。

幼児教育・2026年中学受験(受検)・育児日記のブログ。小4と3歳の男の子2人の子育てにまつわることを書いてます。

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ドリル「活用型問題できたえる思考力トレーニング」の口コミレビュー

書店でたまたま見つけた「活用型問題できたえる思考力トレーニング 算数・国語」(くもん出版)というドリルを我が家の小3の子どもが使用し、とても内容が良かったのでブログでレビューします。

このドリルはこんな方におすすめ▼

公立中高一貫校の受検を検討している人
・「日能研の全国テストなどの記述問題がいまいちうまく書けないけど対策はどうしたらいいの?」と悩んでいる方

活用型問題できたえる思考力トレーニング

「活用型問題できたえる思考力トレーニング」の特徴

国語と算数の両方が一冊に入っています。
(前半の表紙の方から算数の問題、後半の背表紙の方から国語の問題が入っています)

・小学1年生から6年生までそれぞれ一冊ずつのドリルが展開されています。
(上の写真は小学4年生向けのもの)

フルカラーで親しみやすいイラストも多めです。
紙面の雰囲気としては Z会の「思考力ひろがるワーク」のドリルと印象が似ています。
ゆったりとした紙面で、子供も「やってみようかな」と思える雰囲気。


・2022年の1月に発行されたばかりの新しいドリルなので、思考力や記述力を重視する最近の教育の傾向が反映されていると感じます。

・取り外して別冊にできる「答えと考え方」がついています。
画面を縮小したものに答えが赤文字で記入されて、横にさらに詳しく補足説明が入っています。
記述問題は特に補足説明のおかげで親としても分かりやすかったです。

「活用型問題できたえる思考力トレーニング」の内容

うちの子が使用した「小学4年生」向けのドリルを元に詳しく書いていきますが、学年によって多少内容が異なっているとは思いますので、その点はご了承ください。

算数

単純な計算問題ではなくて、文章問題、表の読み取り、図形に関する問題などが多めです。

式や答えを書くだけではなく、どうしてそうなるのかを文章で説明するものもあり、他のドリルでは中々ない内容だと思います。
最初は文章の空白を埋める形で答えを書き、最後の方は自分で文章を組み立てて答えます。

うちの子は、ドリル開始時、答えはわかるけどうまく説明できない状態が多かったのですが、一度子供なりに書いてみて親が子供の回答を見て足りない要素を質問して、それに子供が答えて詳しい説明の文章になるように練習しています。

(例えば、考え方を記述する問題だけど「○×□=△。だから△」としか書けない場合、親が「この○は、何の数?」と聞いて、子が「折り鶴の数」など答える。説明の文章を足して「折った折り鶴の数○にかかった日数□をかけて、作った折り鶴の合計を求めることができます。」と回答し直す、といった具合です。)

塾・日能研の無料の全国テストでは、よく算数でも文章で説明する記述問題が出てきます。

うちの子の回答はあと少し説明が足りてないことが多いです。
もうちょっと練習したいと思いながらも、そういう問題集ってなかなか見当たらないので放置していたんですが、ちょうどこの「活用型問題できたえる思考力トレーニング」ドリルが「算数の説明の記述」の苦手をちょうど補ってくれる内容でぴったりでした。

国語

・話し合いの会話文が書かれていて、その内容を元に、良い点とよくない点をまとめる
・パンフレットとして、入場料金表と利用時間の表が載っていて、複数の表から必要な情報を選んで答えを探す

といった、適性検査でもありそうな形式の問題が多く出てきます。

うちの子が使っていたのは小4向けのドリルだったので、もちろん小6が受ける適性検査の問題よりも易しい内容になっていて、導入としてもちょうど取り組みやすいと思います。

1学年ごとにドリルが発行されているので、子供の理解度に合わせて進めていけそうです。

難易度

中学受験用の難しいドリルというわけではないので、めちゃくちゃ記述が苦手というわけでなければ実学年通りのドリルを選ぶので問題なさそうです。

特に算数はその学年の学習範囲(例えば小4であれば三角形の内角の和が180°であるなど)の内容が分かって初めて解けるような問題も入っていますが、その辺りが大丈夫であれば1学年上などでも取り組んでいけると思います。

国語の問題は、ざっと調べてみたところ該当学年以上で習う漢字にはふりがなが打たれていました。
(4年のドリルなら「結果」など4年生で習う漢字にはふりがながあり、「科学館」など3年生以下で習うものにはふりがななし)

まとめ:活用型問題できたえる思考力トレーニング

「活用型問題できたえる思考力トレーニング 算数・国語」は表紙などに「公立中高一貫校の適性検査対策」の文字がないのが不思議なくらい適性検査向けの内容だと思います。

でも、思考力をつけるのはテスト対策のため、というより子供にこれから身につけて欲しい総合的な力なので、変に「○○テスト対策」みたいなタイトルにせずに、多くの子供が手に取りやすいようにしてあるのが良いんでしょうね。受検予定がない子など幅広い子におすすめです。

算数と国語の二つにジャンルに分かれていますが、算数でも国語的な説明をさせる問題が多いですし、国語でも、図表から少し計算をするような問題も入っており、教科横断型の「融合問題」ともいえる内容のドリルだと思います。

おまけでイラストのお話です。
1学年ごとにドリルが展開されていて、それぞれその年齢くらいの男の子と女の子のイラストが表紙に載っています。

思考力トレーニングの表紙のイラスト

よくみてみると、男の子と女の子の立ち位置の上下(および前後)が、1学年ごとに逆になっていました。
(1年生は男の子が上で後ろだけど、2年生は女の子が上で後ろ…という風に)

男の子が一番(上や前)、女の子が補佐的に二番(下や後ろ)、となりがちなステレオタイプから脱却しようとしているのかなぁと好印象でした。
メガネかけてる子も実社会でいる割合くらいで男女ともに程よく登場します。
そういったちょっとした配慮も素敵な現代的なドリルです。

Amazonで算数と国語それぞれのサンプルページを見られます。


▼記述力、作文力をつけたい方には通信教育「ブンブンどりむ」もあります。

www.tensai-banzai.com

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