幼稚園児くらいの年齢のお子さんで、家庭学習(プリント学習、ドリル)をしていてぶち当たる壁、それは…
子供が家庭学習を嫌がる
時じゃないでしょうか。
うちは2歳の時から「家庭で1日3枚のプリントをする」と決めてできるだけ毎日取り組んできました。
現在5歳ですが、それまでずっとスムーズに子供が喜んでプリント学習に取り組んでいたわけではありません。
「まだ幼児なんだし、子供が家庭学習を嫌がっているのに無理強いすると、勉強嫌いになるからやめておいた方がいい」
というのが一般的な回答になるかなと思います。
自ら意欲的に学習に取り組み、 少し難しい問題にもやる気を持ってチャレンジし、 間違ったところを指摘されたら素直に聞き入れて前向きに頑張る…
といったような理想的なお子さんも中にはいるのかもしれないですが、 少なくてもうちはそうではありません。
ですが私は子供が多少嫌がっていても、親が諦めるのはまだ早いと思います。
お家での工夫の余地はあると思います。
子供はちょっとしたことがきっかけで、またやる気を持って家庭学習に取り組んだりしますので、そのいくつかのアイデアをご紹介します。
親は怒らない
子供がグズグズ嫌がっていると、親もイライラしてきて「やりなさい」というような命令口調になったりしがちですが、それは絶対にダメです。怒ったら負けです。
これから紹介するいくつかのアイデアの前にまず
家庭学習の時に親は怒らない
という親の精神修行が第一にあることを覚えておいて下さい。
時間は短くていい
就学前のお子さんだと、家庭学習は一回5分から10分程度でいいと思います。
1日30分や1時間などできるお子さんも中には、いるかもしれません。
でも子供が進んで長時間やりたがるのでなければ、とりあえず毎日5分でもいいから家庭学習の時間を確保することを優先して、それができればOKとしましょう。
シールやスタンプを使う
ベタなアイデアですが、プリント1枚終わるたびにスタンプを押してあげたりシールを貼ってあげたりします。
シールはキラキラのシール(メタリックシール)なども使ったらいいと思います。
キラキラシールで子供がやる気を出してくれれば安いものです。
ケチらずどんどん使いましょう。
スタンプも親がを押してあげるといいとは思うのですが、スタンプを押す作業を子供がやりたがったら、させてあげています。
ほめる
たとえ簡単な問題であっても、できたら少しでも褒められる所を見つけて、大げさに褒めてあげてください。
「力強い線が描けた」「はねはらいが綺麗」「今日もプリントに取り組めた」などです。
花丸をつける
簡単な問題であっても1枚終わったら赤ペンで大きく花丸を描いてあげてください。
子供はきっと喜びます。
カラーペンを使う
幼児が使う筆記用具は
以前の▶︎子供の筆圧を強くする方法の記事
でも紹介したように6Bの三角鉛筆が一番使いやすいと思います。
ですが、子供が楽しんでプリントに取り組めるように、カラーペンなどをを使わせてあげてもいいと思います。
うちの子の反応が良かったのは、ラメの入ったキラキラペン、こすると消えるペン(フリクション)あたりです。
「サクラクレパスの洗たくでおとせるサインペン12色」は、幼児にも使いやすいと思います。
時間を測る
あくまでも子供が嫌がらなければ、ですが計算問題などタイマーで時間を測る方法です。
タイマーひとつでゲーム感覚になり、やる気スイッチが入ったりします。
他のドリルを使う
子供が家庭学習を嫌がっているのではなくて、現在取り組んでいるドリルが合わないだけかもしれません。
例えばうちの子は、ひらがなの書き取り練習ドリルはあまりやりたがりませんでしたが「うんこひらがなドリル」は面白がって最後まで取り組むことができました。
関連記事:▶︎「幼児向け「うんこひらがなドリル」に4歳男の子大ウケ!」
通信教育の幼児ポピーはフルカラーで、遊んでいるような感覚で学習ができて子供もとても気に入って使っています。
ポピーについて詳しくはこちらの記事で紹介しています
関連記事:▶︎「幼児ポピー「ポピっこ」年中あかどりを1年使った効果」
ひらがなや計算といった勉強ぽいものが嫌がるのであれば、迷路、間違い探し、塗り絵など遊び要素の多い市販のドリルを使ってみるのもいいと思います。
子供が楽しんで取り組めるように工夫されているので、それがきっかけでまたやる気が出てくるかもしれません。
遊びのようなドリルであっても子供の筆圧をつける、注意深く観察する力を養ったり、と色々な効果が期待できます。
嫌がっているのであれば内容が難しすぎる可能性が高いと思います。
子供ができる内容よりも少し簡単なものを選ぶようにしてみてください。
ご褒美をあげる(お菓子やテレビ)
これは上に書いたようなアイデアを全て試してみてやっぱり無理だった場合のアイデアですが、ドリルなどの家庭学習が終われば、お菓子やテレビといったご褒美をあげるという方法です。
最初はご褒美のために嫌々学習していても、問題をこなしていくうちに学習自体の楽しさに目覚めることもあると思います。
勉強の後のご褒美については肯定的な意見と、否定的な意見の両方が存在しています。
最終的には親御さんの考えで、ご判断ください。
外注する(塾やタブレット学習)
子供が小さいうちは家庭学習でどうにかしようと思っていたご家庭もだんだんと子供の年齢が上がるにつれて外注(公文や学研のようなプリント学習塾や塾など)されることが多くなってきます。
子供も自分の親にだと甘えが出てしまうかもしれませんが、塾などで先生のような第三者に褒められたりすると嬉しくてやる気が出るかもしれません。
スマイルゼミのようなタブレット学習だと、ゲーム感覚で子供も意欲的に取り組むかもしれません。
うちの子がスマイルゼミを体験してみたところ、「もっとやりたい!」といつもの紙のドリル以上にやる気を持って楽しんで取り組んでいました。
関連記事:▶︎【スマイルゼミ】新小学1年生が小学生コースを4ヶ月使った口コミ
やっぱり家庭学習ではうまくいかないという場合は、外注を検討されるのも方法だと思います。
まとめ:家庭学習を嫌がる子供へのアイデア
「子供が嫌がってるのにやらせたら勉強嫌いになる」
「小学生になってからで十分」
というような一般論もあると思いますが、このページを検索してきて下さってる方はおそらくその意見に100%は納得できなくて、何か打開案を探しておられるのではないかなと思います。
「毎日、家庭学習をする習慣のついているお子さん」というのはお子さん自身が生まれつき出来の良いお子さんだった、というよりも親御さんが工夫していらっしゃるのではないかなと思います。
子供が楽しんで学習に取り組めるようなアイディア、工夫を紹介しました。
- 親は怒らない
- 時間は短くていい
- シールやスタンプを使う
- ほめる
- 花丸をつける
- カラーペンを使う
- 時間を測る
- 他のドリルを使う
- 外注する(塾やタブレット学習)
どれか一つでも試してみてください。