4歳の息子が相撲に興味があるので、夏の大相撲地方巡業に行ってきました!
【準備編】はこちらの記事をどうぞ▶︎【準備編】子連れで相撲観戦(地方巡業)
おすもうを見に行くのはほぼ初めて、相撲初心者の母が当日の様子をレポートします。
持って行って良かったもの
座布団
地方巡業の会場って普通の体育館だったりすることが多いと思います。
体育館の椅子ってこんな感じで硬い椅子ですよね。
会場でも2000円ほどで記念座布団も売られていましたが、私は子のせ自転車で使っている座布団を持参しました。
午前から行くとかなり長時間座っていることになるので、 座布団持っていくといいですよ。
双眼鏡
一番安い席だからすごく小さくしかお相撲さんが見えないだろうなと思っていたのですが意外にも会場自体が小さかったので、肉眼でもけっこうよくお相撲さんを見ることができました。
双眼鏡自体初めてだった子供は、大きなお相撲さんがさらに大きく見えることに喜んでいました。
お相撲さんの名前は呼んでくれるので、 誰だか分かるのですが、親方の名前は(たぶん)呼びません。
一階の会場がキャーっと湧いて、しばらくして入場した親方(後で調べたら審判委員、ですね)の顔がよく見えなかったので
双眼鏡で確認すると貴乃花親方でした!(相撲素人の私でもわかる!)
なので、双眼鏡はなくてもいいけど、あるとさらに楽しめました。
甚平(じんべい)
子供に甚平を着せて行きました。
甚平って花火大会と夏祭りくらいしか着せる機会がなかったりしますよね。
お相撲観戦に子供の甚平は雰囲気ぴったり。
会場にも甚平を着て来ている子がちらほらいました。
座席:大相撲地方巡業
1万円以上のチケットが多数を占める相撲観戦。
うちは一番安い二階のイス席を取りました。
どこの席かと探してみると、一番安い席なのだから当たり前なのですが、土俵から一番遠いすみっこでした。
ちなみに私の行った会場は、2階席の2番目に安いイス席はけっこう空いていました。
ちなみに2階席のチケットでは1階には入場不可ですが、2階席のなかではチケット番号はあってないようなものだったので(本当はダメなんでしょうけど)結構皆さん自由に席を移動していました。
1階席も空席がチラホラ。
私のチケットに座席「向」と書いてあって、 最初はよくわからなかったのですが。
会場の方角に、東・西の他に「正」と「向」があるようです。
「正」の方向は、「正面」でテレビ中継などと同じ方向からみることになります。
「向」=「向正面」の方からお相撲さんが出てきます。
「向」の席だと、常に行司さんの後ろ姿を見ることになります。
普段見れない方向でもあるので、お好みですね。
チケットを取る際に選べるようでしたら、気にしてみてください。
お昼ご飯:大相撲地方巡業
子供が途中で飽きるかもしれないので、散歩がてらお昼は外食しようかと思っていました。
ですが、しばらくして子供に聞いてみると、「お相撲を見ながらお弁当を食べる」のがいいとのこと。
10時半に入場した時は会場で幕の内弁当が売っていましたが、気が変わって12時前に行ったときには完売していました。
私は途中で抜けて、近くのスーパーにお弁当を買いに行きました。
ちなみに会場のお弁当はひとつ2000円也。
傷みに注意して手作り弁当を持ち込むか、会場に入る直前に、お弁当屋さんやスーパーで買って持ち込んだら、安く済みますね。
ぐずぐずしているうちに売り切れてしまったので、お昼ご飯をどうするのかは早めに決めるべし。
大相撲地方巡業:みどころと感想
付き添いの私も予想以上に楽しめました!
余興「お好み」
本場所ではみられない、地方巡業ならではの余興(「お好み」)が見られます。
「初切(しょっきり)」はお相撲さんがコミカルに相撲のルールなどを説明してくれます。
これが結構面白くて、わざと土俵から転がり落ちたり、動きもコミカルで4歳の子供もケラケラ笑っていました。
「甚句(じんく)」というお相撲さんが土俵で歌うものも、唄の上手い方や、くすっと笑える唄をうたう方もいて、面白かったです。これも地方巡業ならでは。
地方出身のお相撲さん
地方巡業ならではと思ったのは、その地方出身のお相撲さんが出てきた時に会場内が拍手喝采の大盛り上がり。
よくコンサートなどで「イエーイ!オオサカー!!」とか歌手が言って、会場が「イエーイ!!」みたいになったりしますが、そんな雰囲気でした。
時間の経過とともに…
時間の早いうちは幕下以下のお相撲さんの公開稽古。
時間を追うごとに上の位のお相撲さんの取組になります。
まわしは、最初は白の質素なものですが、 だんだんと艶のある色鮮やかな上等なものになってくるし、化粧まわしも豪華に。
お相撲さんの体つきは、幕下以下のお相撲さんはそんなに大きくない人もいますが、だんだんと体が大きくて引き締まった、後ろ姿のかっこいい筋肉質なお相撲さんが出てきます。
行司さんも、最初のうちは素足だし着物も質素でひざ下が見えています。
お相撲さんの位があがって、まわしが豪華になるのに伴って、行司さんも素足から足袋へ、着物の丈も長く、軍配団扇(行司さんが手に持ってるやつです)も艶のある上等なものになってきました。
勝敗だけでなく、そういうところもみどころだと思います。
会場の雰囲気
赤ちゃんや、子供もたくさん来ていました。
家族ぐるみで相撲ファンのお家も多いんですね。
小学生の男の子が会場を走り回ったりもしていました。
クラシックコンサートに子供を連れて行くのとは違って、 お弁当を食べながら、おしゃべりをしながら、賑やかに観戦できるので、子供連れでも全然肩身の狭い思いはしなくてよかったです。
我が子の反応
うちの4歳の息子は、(会場は8じですが)10時半から3時までずっとすわりっぱなしで、じーっと相撲を見ていました。
取り組みが終わる前から「また見たいよー」って言っていました。好きなんでしょうね。
私は取り組みの間の、初切や甚句の余興や、横綱土俵入りの儀式なんかが面白いと思ったんですが、息子は取組を観るのが何より好きなようです。
終了後は1階にも入ることができたので、生の土俵も(本場所とは違うものみたいですが)間近で見ることができました。
会場で生の取組を!
テレビなどでお相撲の取組を見ても今まで特に興味はなかったんですが、実際に会場に足を運んでみると、面白くて思わず応援していました。
やっぱり、生の観戦はいいですね。
私の行った会場は、 毎年地方巡業で来ている場所なのかと思いきや、8年ぶりの開催だったようです。
たまたま子供が「お相撲が見たい」と言ったので見に行くことができました。
大相撲地方巡業、もしお近くであるようだったら、貴重な機会かもしれません。
ぜひ足を運んでみてください。
平成30年夏の巡業スケジュールはこちら