「1日10分でえがじょうずにかけるほん」を4歳2ヶ月の息子が試してみたところ、描く絵に変化が見られましたので、使ってみた感想など書いてみたいと思います。
発行から10周年、シリーズ100万部突破の書き込み式のおえかきの本「1日10分でえがじょうずにかけるほん」。
まる、さんかく、しかくを基本にしたシンプルな書き方で、簡単に上手な絵が描けるようになります。
*こちらは3さい〜6さい対象ですが、6さい〜小学校低学年対象のものもあります
4歳2ヶ月の息子が「1日10分でえがじょうずにかけるほん」でお絵かきをしてみました。
中はこんな感じになっています。
「チューリップ」
息子は最初見た時「難しいから描けない」と言っていました。
でも順番に、ひとつずつ説明していくと、なんとか描けました。(赤いほうが息子の)
「ねこ」
お手本通りに描こうとしていても、その子らしさが出ていて、とても可愛い表情です。
「あり」
ありの巣の中に、ヒーターと扇風機とお布団が書かれています。笑
さぞかし室内温度が快適な部屋でしょう。
息子の絵に変化が!
「1日10分でえがじょうずにかけるほん」で絵を書いた翌日、息子が自分で紙と色鉛筆とスタンプを出してきて、楽しそうにお絵かきをしていました。
描かれているものは、全て本人のアイデアです。
その時、描いた絵がこちら。
前日に「難しいから描けない」と言っていたチューリップを、もう自分のものにしています。
100均のスタンプも使用しています。
お花の部分はスタンプで、それに茎と葉っぱをつける工夫をしています。
スタンプで、ちょうちょや、てんとう虫を飛ばして、原っぱの上でうさぎさんがお花と一緒に楽しそうに過ごしている様子が描かれています。
いままで動物の絵に体はついていなかったのですが、うさぎさんの絵に体や足がついています。
前日、ねこの絵で体と足を初めて描いたことがきっかけだと思います。
けっこう細かい絵を描き込んでいます。
お手本通りの絵を描かせるって…
小さい子供が、動物や乗り物を見た時に、頭の中でどのよう捉えているのかってわからないですよね。
それを大人の価値観でデフォルメした絵をお手本として子供に同じように書かせるのってどうなんだろう? という気持ちもありました。
でもお習字にしても、お絵かきにしても、最初はお手本の通りに描く。
それで運筆力や調整力をつける。
だんだん、思った通りに手を動かすことができるようになって、自分の描きたい絵が描けるようになる。
そういう方法もいいと思いました。
思い返せば、私自身も「絵が上手になった」と感じたのは、うまい絵をお手本にして描いたときだったと思います。
「うまくかけた!」という喜び、自信、そして「もっと描きたい!」という気持ちにつながったな、と。
何よりこの本でお絵かきをしている息子は楽しそうです。
それ以上に、習得した絵をつかって、自分で自由にお絵かきをしている時が、とても楽しそうです。
今まで女の子にお手紙を書くときは「何かかわいいもの」を描いてあげたいと思うみたいで、ハートをよく描いていました。
この本のおかげでチューリップも書けるようになったので、「何かかわいいもの」のレパートリーも増えました。
息子も、きっと喜んでいることでしょう。