長男は春から新小学1年生のですが、同じように小学校に入学する子供たちに贈りたい絵本「いろいろいろんなかぞくのほん」を今回は紹介したいと思います。
あえて主人公が小学校に入学したり、学校生活を紹介するものではないものを紹介します。
この絵本では色々な家族がいるということを紹介しています。
子供が小学校に入学すると、単に新しいクラスメイトになるというだけではなくて色々な人に会う機会が増えると思います。
例えば今まで保育園に行っていれば共働きが当たり前、幼稚園に通っていればお母さんは専業主婦が当たり前、というようにある程度分けられていたと思うのですが、小学校ではいろんな子が一緒にに通うことになります。
色んな子に会うことによって例えば
兄弟がいてうらやましいだとか
あの子の家は広くて綺麗とか
外国に旅行に行ったらしいとか
色々なことで自分の家と比べることもあるかもしれません。
この絵本はいろんな家族がいるというのを次々紹介していきます。
「〜だからさみしいね、かわいそう」とかどっちが幸せとかでなく、ただ「そういう家族もいる」ことを可愛くカラフルなイラストで紹介していきます。
外国の絵本で、イラストの人種も色々です。
私が特に良いと思ったのは
「がっこう」のセクションで
「がっこうにいかず いえで べんきょうするこもいる」
とホームスクーリングの子がいることを紹介したり
学校がどうしても苦手な子もいることも紹介したり。
「かぞくのかたち」のページでは
「おかあさんがふたりのいえ、おとうさんがふたりのいえもある」
と同性カップルのことを紹介したり、
「ようし」や「さとご」や、シングルの親の家のことも難しい言葉は使わず「こんな家族もあるよ」と紹介しています。
うちの子が「いろいろいろんなかぞくのほん」を読んだ後に感想を聞いたら「面白かった」と言っていて
お母さんが二人の家とかがあるというのを、この絵本で初めて知って驚きだったようで
「あんまり見たことないなぁ」
と言っていたり(日本で実生活で出会う機会はほとんどないからね…)
別の機会に私が「小学一年生になったらみんな学校に行く」というようなことを言った時に
「そんなことないで。あの本(「いろいろいろんなかぞくのほん」)で学校に行かずに家で勉強する子もいるって書いてたし」
などと言っていたので、子供はとても素直に本の内容を受け止めたようです。
うちは新型コロナウイルスのことで、登校日にも学校に行かない、自主休校することにしました。
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5月にまた「学校再開」となってもすぐには登校しないかもしれません。
新小学一年生、みんなと同じスタートをきれないことを、私は気にしないようにはしているけれど、少し気にしてしまっています。
でも、本当にみんなと同じなんてありえないし、家族の形が違うように色んなことがみんな違っている。
固定観念で「これが普通で、それ以外は変。」とかでなく、色々な場合があるということを受け入れる子供であってほしいと思います。