Z会の小学3年生、4年生向けの公立中高一貫校・適性検査対策にも使えるコースが開始したようです。
今回は、その「思考・表現力」コースのお試し教材の内容などを紹介したいと思います。
2021年度から始まったばかりで、厳密に言うと公立中高一貫校の適性検査のみに対応したコースでは無いのですが、内容を見たところ対策に使えると感じました。
入会案内書にも「公立中高一貫校受検をお考えの方にもおすすめです。」と書かれていました。
Z会の小学生のコースには「スタンダード」「ハイレベル」、「中学受験コース」「公立中高一貫校適性検査」など様々なコースがあるので、学年ごとの組み合わせなど結構難しいですよね。
うちは公立中高一貫校の受検を検討しているので、そこに焦点を当てて紹介したいと思います。
Z会公立中高一貫校のみを受検の場合の教材
Z会の入会案内書によると、公立中高一貫校のみを受検予定の人のおすすめコースとしては、以下の内容でした。
・小3小4の間は「ハイレベル」に「思考・表現力」コースを組み合わせたもの。
・小5小6で「ハイレベル」と「公立中高一貫校適性検査」と、
「公立中高一貫校作文」or「作文」。
今までは小3小4向けの公立中高一貫校適性検査対策の学習のコースは特になかったのですが、この「思考・表現力」専科オプションのコースが、実質対策としてすごく良さそうでした。
会話文から条件の定義が始まっていたりなど、公立中高一貫校の適性検査の問題とすごく似ているとも感じました。
単純な一問一答ではなくて、いくつかの段階を経て答えにたどり着くまでの過程も書き出していくような内容。
提出して添削もしてもらえます。
中学受験や大学入試も近年思考力を見るような問題に変わってきているので、そういった意味でも最近の傾向に合わせた問題になっていると感じます。
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「思考・表現力」難易度など
小3向けの「思考・表現力」お試し教材を現在小2の息子に解いてもらいました。
2本の砂時計を使って時間を測る問題。
ぱっと見た時は「難しくて分からないからできない」と言っていたのですが
ヒント(絵など)も書かれているし一つ一つ丁寧に見ていけばそこまで難しすぎるわけではない。
うちの子は、翌日トイレに行っている時に「昨日の問題、わかったわ。」とひらめいた様子。
普段から思考力系のドリルなどに取り組んでいて得意な場合、小2で小3向けの「思考・表現力」コースを受講する事も可能だと思いました。
ですが、同封されていた「スタンダード」の問題に比べると複雑な問題です。
「かんたん」というわけではないので、無理に先取りをする必要まではないかな。
今までZ会の通信教育で、公立中高一貫校適性検査対策をしようと思うと小3小4の間はハイレベルコースの受講のみになっていて正直「これだけで本当にいいのかなぁ?」と言う感じはあったんですよね。
そういった意味で、小3小4にできる難易度で、適性検査に向けた段階を踏んだ複雑な思考力を見る問題に取りくめるので、ちょうどいいと思います。
解説もとても丁寧で、子供自身が読んで理解出来るようにスモールステップで、吹き出しの要点まとめとともにカラーで書かれています。解説はおまけでなくて、これ自体が読み物といった印象。
うちの子に「わからない」と言っていた問題の解答を読ませてみたところ「あーなるほど、そういう考え方もあるのかー」と言っていました。
自宅学習を中心に受検をするとなるとわからない問題をどうして克服していくのかというのが大きな問題になってくるかと思うのですが、その点では(小学3年生向けだからと言うのもあると思いますが)親が回答を見て解説すると言うよりかは子供自身で解説を読んで理解できるように工夫されているように思います。
この「思考・表現力」コースは専科となっているので、メインの国語・算数・理科・社会の教科を受講していなくても、単体で受講することができます。
メインの学習は他の通信教育をしていたとしても思考力対策として受講できるのは良よさそうです。
資料請求をする際、どの学年の教材か選ぶと、その学年のすべて(「思考・表現力」だけでなくスタンダード、ハイレベル、中学受験コース)のお試し教材をいただけたのでいろいろ試してみれてよかったです。
中学受験コースは授業動画も含めて試せました。
Z会は同じ学年であっても様々なレベルのものが用意されているので、お試し教材を試してみて子供にとってちょうどいいレベルのものを選んであげると良さそうです。
気になる方はぜひZ会の資料請求をしてみてください。
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