うちの子、天才かもしれん。

幼児教育・2026年中学受験(受検)・育児日記のブログ。小4と3歳の男の子2人の子育てにまつわることを書いてます。

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学校に行く意味・勉強する意味を考える本【小学生向け】

「なんで学校いかなあかんの?」
「なんで勉強しなあかんの?」

と小学1年生の息子が口にすることがあります。

親が思う「学校に行かないといけない理由」や「勉強する理由」だけでなく他の人の視点も与えてあげられるといいかなと思い、いくつか小学校低学年の息子でも自分で読める本を読ませてみました。

「学校に行く意味」「勉強する意味」の問いに対する一つだけの正解はないと思いますし、それは「生きる意味」のような哲学的な問いに近い部分もあり、親などの大人が一方的に答えてあげるものではないような気もします。

いくつか本を紹介しますので、考えるヒントになれば幸いです。

学校に行く理由

齋藤孝の「負けない!」シリーズ
「勉強ってしなくちゃダメ?」

「面白かった!知らんことも載ってた。またこのシリーズの他の本も借りて!」

と読み終わった直後に子供が言った本です。

「声に出して読みたい日本語」などで有名な齋藤孝先生の本でほとんどのページがフルカラーの漫画になっています。

漫画の内容は低学年の子供でもさらさら読めるようなわかりやすい文章で、ギャグっぽいノリで進行するのでとっても読みやすいと思います。

「勉強ってしなくちゃダメ?」のテーマでいろいろなことが書いてありましたがその中に

「たくさん勉強をして賢い大学に行けば、これからも勉強をする人だと思ってもらえて、たくさん給料をもらえる可能性が高まる」(お金持ちになれる!)

というようなことも割と率直に書いてあったの、私は好感度が高かったです。

「将来何の仕事したらいいかなぁ?」と息子も考えているようでした。

この「齋藤孝の『負けない!』シリーズ」は興味のあるテーマが多くて「友だちってひつようなの?」の本も読みました。

2018年以降にシリーズで出版されている新しい本なので、「SNSとの付き合い方」など現代っ子ならではのテーマにも触れていたりして、よかったです。

引き続き、シリーズで読んでいくつもりです。

「ぼくたちは なぜ、学校へ行くのか。」石井光太

石井光太さんの「ぼくたちは なぜ、学校へ行くのか。」

まさにどストレートなタイトルに惹かれ、子供が手に取って真剣な顔で読んでいました。

前半はマララ・ユスフザイさんの国連演説の翻訳文。
後半は石井光太さん自身が書いた「ぼくたちは なぜ、学校へ行くのか。」のテーマを実際の写真と共に。

上に紹介した「勉強ってしなくちゃダメ?」のギャグノリとは違い、内容は重いです。

少し低学年が読むには難しい内容なのかもしれませんが、漢字には全てふりがながあり子供自身に語りかけるような文体で進んでいきます。

ふりがなはあるものの言葉は少し難しいものも入っており、小一の息子は「武装グループって何?」「利益って何?」など言葉の意味を何回か聞いてきていました。

私は子供が生まれる前から関心があったので石井光太さんのルポルタージュ本を何冊か読んでいました。

「こういうテーマのことをいずれ自分の子供にも考えて欲しい」と思っている分野です。

世界の貧困の事や、辛い状況に立たされた子供たちの事など実際に現場を見てきた筆者だからこそ伝えられる、うわべだけじゃない言葉があります。

子供に感想も聞きたいところですが、道徳の授業の誘導質問みたいになりそうだったのであえて感想は聞いていません。

ですが、何か感じるところはあっただろうと思います。

「おかえり、またあえたね」

少し「学校や勉強」とはテーマはそれますが、同じく石井光太さんが描いたストリートチルドレンの一生をテーマにした「おかえり、またあえたね」という絵本も続けて読みました。

小学生くらいの子でも理解できる内容になっており、こちらもよかったです。

力強く生きるストリートチルドレンの様子が描かれています。

「マララのまほうのえんぴつ」

「マララのまほうのえんぴつ」は、ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさん自身の体験を絵本にしたもの。

「女は学校に行くな」とされてしまった当時のパキスタンの状況や、その時感じたマララさんの気持ちなどが書かれています。

言葉の選び方は、石井光太さんの本では「武装グループ」と書かれていたものが「マララのまほうのえんぴつ」では「武器を持った男たち」と小さな子供でも理解しやすい言葉で表現されており、子供自身が読むにはこちらの絵本の方が易しいと思います。

石井 光太さんの「ぼくたちは なぜ、学校へ行くのか。」の本と、このマララ・ユスフザイさんの「マララのまほうのえんぴつ」の本のように同じテーマ(今回は国連スピーチにあったマララさんの体験)のものを違う作者が書いたものをいくつか読むような読み方は、1つの物事を違う視点で見ることになったりしていいようです。

子供には予備知識なしに本を机に置いておいただけですか、自分で読んでいる途中で「この2冊同じ内容!」と気づいていました。

【まとめ】学校に行く意味や、勉強する意味を考える本

学校に行く理由や勉強をする理由を考えるきっかけとなるような本を紹介しました。

  • 「勉強ってしなくちゃダメ?」(齋藤孝)
  • 「ぼくたちは なぜ、学校へ行くのか。」(石井光太)
  • 「おかえり、またあえたね」(石井光太)
  • 「マララのまほうのえんぴつ」(マララ・ユスフザイ)

大人の私も読んでみて「うーん」と考えさせられました。

冒頭でも書きましたが、学校に行く理由や勉強する理由はもちろん1つではありません。

これからも何度もこれらの理由について立ち止まって考える事はあるでしょう。

そんな時の考えるヒントになってくれればいいなと思います。

www.tensai-banzai.com

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