現役開成高校生・ぎん太さんのマンガ
「偏差値40台から開成合格! 自ら学ぶ子に育つ おうち遊び勉強法」
Twitterなどで話題になっているのがきっかけで読んでみました。
とっても内容の濃い良い本でした。
マンガで書かれているのでとてもわかりやすくて、マンガも登場人物である家族のメンバーそれぞれのキャラが立っていてクスっと笑える感じで面白い。
具体的な教材名や学習方法が紹介されていたのですぐに役立てる内容になっていると思います。
親が書いている勉強法の本などは多いですが、子供自身が書いているのは珍しいですよね。
親が書いている本だと親は「これは良かった!」と思っていても、子供自身は、「それいらんかった。意味なかった。」とか思ってるかもしれないですし、その点、親が良かれと思ってしたことのうち、子供自身も良かったと思っていることが書いてあるのが、良いです。
読む前は、私は知育沼の住人なので、「あまり新しい発見はないかもしれないな〜」なんて思いながら読み始めましたが、そんなこと全然なかった!
長男が小さい時にやっていたけど次男にはしていなかったことを思い出して取り入れたり(例えば、お風呂にポスターを貼るなど)、新しい遊び道具を導入したりと、ぎん太さんの本の影響で、早速色々始めてます。
特にお風呂遊びの紹介がすごく詳しくて良かったです。
お風呂で遊ぶのが面白いのはもちろんのこと、面白いだけで終わらずに「これはサイフォンの原理」などと知識と結びつけているのもすごい。
(きっと、気になったことは普段から家族ですぐ調べるのが習慣になってるからだろうなぁ)
お母さんが子供と一緒に色々されていて、素晴らしいです。
さっぱりした明るいお母さん、かつとてもマメな方だし、子供のことをよ〜くみて工夫されています。
偏差値40台から開成合格!
ぎん太さんは小6の秋からの塾利用だけで開成中学に合格されています。
通塾しなかったことでお金と「わかっていることを聞かされる」「わからないことをわからないまま聞かされ続ける」時間を節約できたと思います(引用)
と書かれていたのは、すごく納得です。
そうなんですよね〜、小学校とは別に勉強するのだからこそ、本人にあったちょうどいい難易度のものを本人に合う方法で、勉強できたらいいなぁと思います。
前回、四谷大塚の通信教育「進学くらぶ」の体験を一週間したものの、やっぱり予習シリーズのテキストなどだけで小4の間は学習をスタートしようかと思っていることを書きました。
予習シリーズについて、「予習シリーズを親と勉強して親が教えられる限界まで来たら進学くらぶに切り替える、更なるサポートを求めるなら通塾する、なども良いと思います。」とぎん太さんが書かれていたのを読んだのも、その方向のあと押しにもなっています。
タイトルの「偏差値40台から開成合格!」って一見「本当かな?たまたま1回だけ40台出ただけじゃない?塾行ってなくても家庭教師とかバンバンつけてたんじゃ…?」とか思いますよね…。そういうの多いしね。
ほぼ塾なしで開成合格ってだけでもすごいのに、最初の偏差値が40台でってとこがさらにすごいんですが、この本を読めば、「こんな風に主体的に学習してたのなら確かに可能そう。本当だろうな。」と納得できます。
あと、家族仲良いと子供が精神的に安定して、学力も伸ばしていけるってのも大いにあるなぁ、とも思いました。
「偏差値40台から開成合格! 自ら学ぶ子に育つ おうち遊び勉強法」の本には、お家でできることのいろいろなアイデアが詰まっていました。
現在高校生のぎん太さんだけでなく、算数が得意な上の弟さんや、 YouTube にはまっているまだ幼児の下の弟さんの話など色んな年と子のタイプに対する学習アプローチも書かれているし、うちは、小3の上の子にも、3歳の下の子にも活かせることが書かれていました。
きっと、多くの方にとって何かしら発見があるはずです。
今だけでなく、数年後にまた読み返すことで、その時の子供にあった発見がまたありそうです。
ほんと、買ってよかったです。
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